様子見の膝に、全身矯正は合う?|一宮
公開日: / カテゴリ: おすすめメニュー
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
病院で膝を「様子を見ましょう」と言われたあと、何をして過ごせばいいのか。様子見のあいだに記録しておきたいこと、膝に体重が集まっているかを自分で確かめる方法、日常で膝を守る動き方、もう一度受診したほうがいい変化をまとめました。
「様子を見ましょう」は、放っておいてください、という意味ではありません。画像で急いで手を打つべきものが見つからず、時間とともにどう変わるかを見たい、ということが多い言葉です。ただ、何を見ておけばいいかまでは言われないことがあり、そのまま何もせず数か月がたってしまいがちです。
様子見のあいだに一番役立つのは、膝の記録です。どの動作で痛むか。階段は上りか下りか、立ち上がりの一歩目か、長く歩いたあとか。痛む場所は膝のお皿のまわりか、内側か、裏か。朝と夕方でどちらがつらいか。週に一度、これをメモしておくだけで、良くなっているのか、変わらないのか、悪くなっているのかが自分で分かります。次に病院へ行くときも、その記録がそのまま説明になります。
膝は、股関節と足首に挟まれた関節です。股関節の動きが固い、足首が内側へつぶれる、片脚に体重をのせる癖がある。こうした上下の事情で、膝に体重の通り道が偏ることがあります。画像で膝の中に大きな問題が見つからないのに痛みが続くとき、膝の外側に理由があることは珍しくありません。
はかぜ整体院では、膝だけを見ずに、立ち姿と歩き方、骨盤の傾き、股関節と足首の動きまで確かめて、膝にかかる負担の偏りを整えます。病院で言われたことや、撮った画像の結果があれば、初回に教えてください。
膝に体重が集まっているかを、鏡の前で確かめる
鏡の正面に立ち、両足を腰幅に開いて、椅子に座るつもりでゆっくり膝を曲げます。そのとき膝のお皿が、足の人差し指の方向へ向かっているかを見てください。膝が内側へ寄っていく、片方だけ寄る、という場合は、膝がねじれながら体重を受けている形です。
次に、片脚で十秒立ってみます。左右で比べて、ぐらつきが大きい側、骨盤が横に流れる側があれば、その脚の膝に負担が集まりやすい状態です。どちらの側がつらい膝と同じかを照らし合わせてみてください。転びそうな方は、壁や机に手を添えたまま行います。
様子見のあいだに、膝を守る動き方
階段は、上りは痛くないほうの脚から、下りは痛いほうの脚から出すと、つらい膝が体重を受ける場面が減ります。手すりがあれば遠慮なく使ってください。
椅子から立つときは、お尻を浅く前へずらし、足を少し手前に引いてから、おじぎをするように上半身を前へ倒して立ちます。お尻と太ももの裏が働きやすくなり、膝だけで体を押し上げる形を避けられます。
動かさないのが一番、とは限りません。痛みが強くならない範囲で歩く時間を保つほうが、膝のまわりの筋肉が落ちにくくなります。歩いた翌日に痛みが増えていなければ、その量は今の膝に合っています。
様子見をやめて、もう一度受診したい変化
膝が腫れてきた、触ると熱い、曲げ伸ばしの途中で引っかかって動かなくなる、膝がかくっと抜ける感じがある。こうした変化が出たら、次の予約を待たずに整形外科へ相談してください。
痛みで夜に目が覚めるようになった、歩ける距離がはっきり短くなった、という場合も同じです。記録を見て、前より悪くなっている方向へ進んでいるなら、それ自体が受診のきっかけになります。