暖房の午後、頭が重くなる方へ|一宮
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著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
暖房の効いた部屋で午後になると、頭がぼんやり重くなる。その重さが首や肩から来ているのかを見分ける手がかりと、部屋と画面の置き方で変えられること、午後三時に座ったままできる首の戻し方、先に病院へ行きたい頭痛をまとめました。
午後の頭の重さには、いくつか種類があります。首の後ろから頭の後ろにかけて、帽子で締めつけられるように重いのか。こめかみのあたりがずきずきと脈打つのか。光や音がつらくて、横になりたくなるのか。首や肩のこりと結びつきやすいのは一つ目で、夕方に向かってじわじわ強くなり、体を動かすと少し楽になるのが特徴です。
暖房の部屋では、この一つ目が出やすい条件がそろいます。寒い外から入ると、肩をすくめた形のまま座りはじめ、そのまま画面に集中します。部屋が暖かくて体は動かす理由がなく、気づけば二時間、頭の位置がほとんど変わっていない。頭は体重の一割ほどの重さがあると言われ、顔が前に出るほど、首の後ろの筋肉はその重さを引き止める時間が長くなります。
空気の乾きも関わります。暖房で湿度が下がると、のどが渇いた感じがしにくいまま水分が減っていきます。冬は汗をかかないぶん水を飲む量も減りがちで、昼から一口も飲んでいない、という午後は珍しくありません。換気をしない部屋で頭がぼんやりするのも、よくある話です。
こうした重さは、首と肩の負担を減らすと変わることがあります。ただ、首だけを揉んで頭の位置が前のままなら、翌日の午後にまた同じことが起きます。はかぜ整体院では、鏡の前で横からの立ち姿を一緒に見て、頭が肩よりどれだけ前に出ているかを確かめてから、背中と骨盤から頭を支えやすい形へ整えます。
部屋と画面で、今日から変えられること
画面の上の端を、目の高さか少し下に合わせます。ノートパソコンなら本や台で持ち上げ、キーボードは別に用意すると、顔が画面へ近づいていく動きが減ります。画面との距離は、腕を伸ばして指先が届くくらいが目安です。
机の上に水の入ったコップを一つ置いておきます。飲もうと決めるより、目に入る場所にあるほうが続きます。一時間に一度は窓を少し開けて空気を入れ替え、そのついでに立ち上がって部屋の中を一周してください。
午後三時に、座ったままできる首の戻し方
椅子に深く座り直し、両手の指先を鎖骨の上に軽く置きます。あごを水平のまま後ろへ引き、二重あごをつくるように頭を後ろへ戻します。首を後ろへ倒すのではなく、頭ごと後ろへすべらせる動きです。五秒止めて戻す、を五回。
そのあと肩を耳に近づけるように持ち上げ、息を吐きながらすとんと落とします。三回ほどで、首の後ろがふっと軽くなることがあります。動かしたときに腕へしびれが走る場合は、続けずに止めてください。
首のこりと決めつけずに、先に受診したい頭の痛み
今まで経験したことのない強さで急に痛くなった、物が二重に見える、手足に力が入りにくい、しゃべりにくい。こうしたときは迷わず救急を含めて医療機関へ。熱と首の固さが一緒に出ているときも同じです。
ずきずき脈打つ痛みで吐き気をともなう、光がまぶしくてつらい、という頭痛は、首や肩のこりとは別の種類のことがあります。何度も繰り返すなら、一度頭痛を診てくれる内科や脳神経内科で相談してから、体の側を整えるほうが安心です。