首を温めないと眠れない頭痛の方へ|一宮
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著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
寒い夜、首の後ろを温めないと眠れない。朝は頭が重い。そんな冬の頭痛について、温めると楽になる理由、寝る前にできること、頭痛薬との付き合い方、先に病院で見てほしいサインをまとめました。
首の後ろを温めると楽になる頭痛には、首や肩の筋肉の緊張が関わっていることがあります。寒いと人は無意識に肩をすくめ、首を縮めます。その姿勢が通勤や家事のあいだ続くと、首の後ろから後頭部にかけての筋肉が縮んだまま夕方を迎えます。温めると筋肉がゆるむので、一時的に楽になるのです。
朝起きたときに頭が重いのは、寝ているあいだも緊張が抜けていないサインかもしれません。冷えた部屋で肩をすくめたまま眠る、歯を食いしばっている、枕が高くて首が曲がったまま、といった要素が重なります。食いしばりは本人に自覚がなく、朝にあごが疲れている、頬の内側に歯の跡がつく、で気づく方もいます。
ただし、温めて楽になるからといって、温め続ければ良くなるわけではありません。緊張が集まる理由が姿勢や体の使い方にあるうちは、冷えるたびに同じことが起きます。首だけでなく、頭が前に出る姿勢、肩甲骨の位置、骨盤の傾きまで見直す必要があります。
はかぜ整体院では、首や肩を強く揉むのではなく、骨盤・背骨・肩甲骨のつながりから、首に力が集まる理由を整えます。頭痛薬を飲んでいる方も、今の状態をうかがったうえで無理のない施術を考えます。薬を減らすかどうかは、処方している医師と相談しながら決めてください。
寝る前の三分で、首とあごをゆるめる
蒸しタオルや湯たんぽで首の後ろを温めながら、両肩を耳に近づけて五秒止め、ストンと落とします。これを五回。温めて筋肉がゆるんだところで、縮める・ゆるめるを体に覚えさせる狙いです。
あごは、上の歯と下の歯を離し、舌を上あごにつけ、唇だけ閉じます。これが力の抜けたあごの位置です。布団に入ったらこの形を一度つくってから眠ると、食いしばりに気づきやすくなります。
枕は、仰向けで目線が真上よりほんの少し足元に向く高さが目安です。高すぎると首の後ろが伸ばされたまま、低すぎるとあごが上がって首の後ろが詰まります。バスタオルを一枚足したり抜いたりして調整してみてください。
整体より先に、病院で見てほしい頭痛
突然の激しい頭痛、ろれつが回らない、片側の手足に力が入りにくい、意識がぼんやりする。こうした症状があるときは、温めたり整体を受けたりする前に、すぐ医療機関へ行ってください。いつもと違う痛み方、日ごとに強くなる頭痛、発熱を伴う頭痛も同じです。
頭痛薬を飲む日が月に何日も続いている場合は、薬の飲み方そのものが頭痛を長引かせることがあると言われています。自己判断で急にやめるのではなく、まず医師に飲んでいる頻度を伝えて相談してください。