こたつから立つと膝が伸びない方へ|一宮
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著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
こたつや床から立ち上がるとき、膝がすぐ伸びない。冬に増えるこの膝のつらさについて、床の生活で膝に起きていること、膝を守る立ち上がり方、座り方の工夫、整形外科を先に考えたいサインをまとめました。
床に座る生活では、膝を深く曲げた時間が長くなります。正座、横座り、あぐら。どれも膝を曲げきった形で、体重が片側に寄ったまま何十分も固定されます。寒さで筋肉が縮こまっているところへこの姿勢が重なると、立ち上がろうとした瞬間に膝がすぐには伸びません。
こたつから立つとき、手をついてひと呼吸おくようになったなら、膝が一人で立ち上がる力を受け持っている状態です。本来は股関節とお尻、太ももの裏が一緒に働いて体を持ち上げます。長く座って股関節が固まり、骨盤が後ろに倒れた状態からだと、その連携が間に合わず、膝だけで体重を押し上げることになります。
膝は、股関節と足首に挟まれた関節です。上下の動きが悪くなると、しわ寄せは膝に集まります。だから膝だけを温めたり揉んだりしても、座り方や立ち方が同じなら、翌日また同じ場面で同じつらさが出ます。
こたつにはもう一つ落とし穴があります。腰から下だけが温まり、上半身と足先は冷えたままになりやすいことです。温まった太ももで安心して長く座り続け、気づくと一時間動いていない。膝のつらさが出るのは、温かさそのものより、動かなかった時間の長さです。
はかぜ整体院では、膝だけを見ません。鏡の前で立ち姿を確認し、骨盤の傾き、股関節の固さ、足首の使い方まで含めて、膝への体重のかかり方を整えます。膝が曲げやすい服装でお越しください。
膝を守る立ち上がり方
片膝を立て、立てた側の足の裏を床にしっかりつけます。両手をその膝の上に置き、お尻を先に浮かせてから、頭を最後に上げます。頭から起き上がろうとすると、膝に体重が一気にかかります。
テーブルに手をつくなら、腕で体を引き上げるのではなく、手で押して体を持ち上げます。引くと背中が丸まって骨盤が後ろに残り、膝の負担は減りません。
こたつでの座り方を、三十分ごとに替える
同じ座り方を続けないことが一番の対策です。正座、あぐら、脚を伸ばす、を三十分ごとに回します。長い番組を見るなら、番組の区切りで座り方を替える、と決めておくと忘れません。
横座りは、いつも同じ側に脚を流しやすい座り方です。膝の向きが左右で違ったまま固まるので、やるなら左右を替えてください。脚を伸ばして座るときは、足首を上下にゆっくり動かすと、ふくらはぎが動いて膝の裏の詰まりがほどけやすくなります。
整体より先に、整形外科で見てほしい膝
膝が腫れて熱を持っている、水がたまった感じがする、曲げ伸ばしの途中で引っかかって動かなくなる、転んだり捻ったりしたあとから痛い。こうしたときは、整体より先に整形外科で膝の中を確かめてください。
階段を下りるたびに決まって痛む、夜に痛みで目が覚める、という場合も同じです。原因を確かめてから、体重のかかり方を整えるほうが順番として安全です。