くしゃみのたびに腰を押さえる方へ|一宮
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著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
くしゃみの瞬間に腰がズキッとする、ぎっくり腰になったことがあって怖い。くしゃみがなぜ腰に響くのかと、出そうなときにできる構え方、くしゃみで出たら整形外科を先に考えたい症状をまとめました。
くしゃみの一瞬には、お腹の中の圧が急に高まり、上半身が前へ強く折れます。自分で前かがみになるときは腰まわりの筋肉が準備できますが、くしゃみは不意に来るので、その準備が間に合いません。腰の骨と骨のあいだにあるクッションや筋肉に、一度に力がかかります。
座っているときのくしゃみが特に響きやすいのは、骨盤が後ろに倒れて腰がすでに丸い状態から、さらに前へ折れるからです。朝起きてすぐ、体が固いうちのくしゃみでぎっくり腰になったという話がよく聞かれるのも同じ理由です。
一度腰を痛めた人は、くしゃみが出そうになると体中に力を入れて身構えます。かばうこと自体は自然な反応ですが、それが毎回続くと背中や骨盤まわりが固まったままになり、腰が衝撃を逃がす余地が減っていきます。
寒い時期は、くしゃみの回数そのものが増えるうえ、体が冷えて筋肉もこわばりがちです。腰を痛めた経験のある方にとっては、気をつけたい条件が重なる季節だといえます。腰まわりを冷やさない服装にしておくだけでも、身構えたときの固さはいくらか和らぎます。
ヘルニアと言われたことがある方は、今の状態やこれまでの経過を先に聞かせてください。はかぜ整体院ではボキボキ鳴らす手技は使わず、鏡の前で姿勢を確かめてから、腰に力が集まらない体のバランスを整えていきます。
くしゃみが出そうなときの構え方
立っているときは、膝を軽く曲げて、机や壁に片手をつきます。背中を丸めこまず、胸を少し起こしたまま出すほうが、腰が前に折れる量が減ります。
座っているときは、お尻を背もたれのほうへ寄せ、背中を椅子に預けてから出します。前のめりの姿勢のままより、腰にかかる力をいくらか逃がせます。
朝の寝起きは特に注意したい時間です。布団の中で膝を立てて左右にゆっくり倒し、腰まわりを少し動かしてから起き上がると、固いままくしゃみをする場面を減らせます。
花粉や風邪でくしゃみが続く時期は、くしゃみの回数を減らすことも腰を守る手段です。鼻の症状がつらいときは、我慢せずに耳鼻科や内科で相談しておくと、腰の心配も一緒に減らせます。
くしゃみで出たら、整形外科を先に
くしゃみや咳のたびに、お尻から脚へ電気が走るような痛みやしびれが出る。足に力が入りにくい。これは腰の神経が刺激されているサインのことがあり、整形外科で診てもらいたい症状です。
尿や便が出にくい、お尻のまわりの感覚が鈍いといった変化があるときは、日を置かずに受診してください。