寒い朝の登校、子どもの背中が丸い|一宮

公開日: / カテゴリ: おすすめメニュー

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

冬になると、お子さんの登校の後ろ姿が前より丸く見える。首をすくめて前かがみで歩くのは、寒さと背負い方が重なっていることがあります。リュックの肩紐の合わせ方、首元の防寒、朝の支度でできること、受診を考えたいサインをまとめました。

寒い朝は、誰でも肩をすくめて首を縮めます。体の熱を逃がさないための自然な動きなので、その場で「背中を伸ばして」と言っても、外に出ればまた同じ形に戻ります。

そこに荷物の重さが重なります。肩紐がゆるいとリュックの重みが腰の下まで下がり、後ろへ引かれた体を支えようとして、頭と上半身が前へ傾きます。肩紐を両手で握って歩く子は、すでに重さを手で支えていることが多いです。

教室に着いてからは、冷えた体のまま椅子に座ります。手がかじかむと肘を体に寄せたくなり、背中はさらに丸くなる。朝の丸い形がそのまま一時間目まで続くわけです。休み時間に体を動かす子はここでほどけますが、席で過ごす子は丸いまま次の授業に入ります。

成長期は背が伸びるぶん、机や椅子との高さの関係も変わりやすい時期です。この季節の丸さは毎日の朝に積み重なるので、本人の気合いに頼るより、荷物と首元と朝の時間を先に見直すほうが早いことがあります。

はかぜ整体院では、背中だけを無理に伸ばすことはしません。鏡の前で今の姿勢をお子さんと一緒に見てから、骨盤、背骨、肩甲骨のつながりを確かめ、力をかけすぎない方法で整えます。親御さんだけで先に相談に来ていただいても大丈夫です。

リュックの肩紐は、背中に沿うまで短くする

玄関で背負ったところを、横から見てください。リュックの底が腰より下に垂れ、背中とのあいだにすき間ができているなら、肩紐が長すぎます。すき間がなくなるまで短くします。冬は上着の厚みで合わせが変わるので、衣替えのあとに一度調整しましょう。

中身は、重い教科書を背中側に入れます。背中から離れるほど後ろへ引かれる力が大きくなるからです。水筒を外側のポケットに入れている場合も、片側だけ重くならないか見ておくといいでしょう。

置き勉ができるものは学校の決まりに沿って減らし、持ち帰る日を決めておく。毎日の荷物を少し軽くするほうが、毎日の注意より続きます。

首元を温めると、肩をすくめる理由が一つ減る

ネックウォーマーやマフラーで首元が温まると、肩をすくめて首を守る必要が少なくなります。手袋も同じで、手を握りしめて肘を縮める動きを減らせます。学校の決まりで使えないものは、上着の襟を立てるだけでも違います。

家を出る前に、壁に背中をつけて深呼吸を三回。冷えた外に出る前に胸を一度広げておくと、丸くなる前の形を体が思い出しやすくなります。登校中まで姿勢を見張らなくて大丈夫です。

前かがみになると背中の左右の盛り上がりが違う、肩や腰の高さの差が目立つ、背中や腰の痛みをよく訴える。こうした様子があるときは、姿勢のくせと決めつけず、先に整形外科で診てもらってください。

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