全身矯正、揉んでも戻る肩に合う?|一宮
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著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
マッサージに行くとその日は軽いのに、数日で同じ場所が張ってくる。それをくり返していると、自分の肩はもうこういうものだと思いがちです。ほぐした肩が戻るしくみと、張りの元が肩以外にあるかを自分で確かめる方法をまとめました。
揉んでもらった直後に肩が軽くなるのは、こわばっていた筋肉がゆるみ、血の巡りがよくなるからです。この変化は本物ですが、筋肉に力を入れさせていた原因がそのままなら、生活に戻ったとたん、筋肉はまた同じ仕事を始めます。数日で戻るのはそのためです。
肩の筋肉が働き続ける理由の多くは、頭の位置にあります。頭は思っているより重く、体の真上にのっていれば骨で支えられますが、前に出ると首と肩の筋肉が後ろから引っぱって支えなければなりません。頭が前に出るのは、背中が丸まり、その下で骨盤が後ろへ倒れているからということがよくあります。
つまり、肩の張りは肩の問題でありながら、元をたどると背中や骨盤の傾きに行き着くことがあります。肩だけをほぐすと、張っている場所はゆるんでも、引っぱる原因は残ったままです。
揉む強さを上げても、効いている感じが強くなるだけで、戻るまでの日数はあまり変わらないことが多いものです。強く押されたあとに筋肉がかえって身構え、翌日に揉み返しが出る方もいます。
はかぜ整体院の全身骨格ケアは、肩だけでなく骨盤、背骨、肩甲骨までの並びを見て、肩に力が集まる理由から整えていく施術です。急にひねったり強く揉んだりはしません。施術の前後で姿勢を一緒に確かめるので、どこが変わったかをご自身の目で見ていただけます。
肩の張りに加えて、腕や手のしびれ、夜も眠れないほどの痛み、腕が上がらないといった症状があるときは、整形外科で先に相談してください。
張りの元が肩にあるか、自分で確かめる
椅子に座り、まず背もたれにもたれた楽な姿勢で、首をゆっくり左右に倒します。どちらに倒すとどのくらい突っぱるかを覚えておいてください。
次に、お尻を座面の奥まで入れて骨盤を立て、背中を伸ばして座り直します。その姿勢で、もう一度首を左右に倒します。
座り直しただけで首が倒しやすくなったなら、肩の張りには、座り方による頭の位置が関わっていると考えられます。変わらないなら、肩まわりそのものの固さが大きいのかもしれません。どちらなのかがわかると、マッサージと整体のどちらが今の自分に合っているかを考える手がかりになります。
揉みに行くまでの間をのばす、日々のこつ
パソコンやスマホの画面は、目の高さに近づけます。のぞきこむ角度が浅いほど、頭は前に出にくくなります。ノートパソコンなら、台にのせて別のキーボードをつなぐだけでも違います。
一時間に一度は立ち上がり、両手を後ろで組んで胸を開きます。肩をほぐすより先に、前に丸まった形を一度ほどいておくほうが、張りがたまるのを遅らせられます。
揉みに行った日の日付をメモしておくと、次に張ってくるまでの日数がわかります。その日数がのびてきたら、負担のかかり方が変わってきたしるしです。