体操を続けても朝の腰が固い方へ|一宮

公開日: / カテゴリ: おすすめメニュー

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

病院で教わった腰の体操は毎日続けている。それでも朝晩が冷えると、体操の前から腰が固い。体操が足りないのではなく、腰の代わりに動くはずの場所が動いていないことがあります。見落としやすい三つの場所と、体操と整体の使い分けをまとめました。

腰はもともと、大きくひねったり曲げたりするのが得意な場所ではありません。体を前に倒すときは股関節が、ひねるときは胸のあたりの背骨が、主に動きを受け持っています。腰はその間をつなぐ役です。

ところが股関節が硬い、胸の背骨が丸まったまま固まっている、足首が硬くてしゃがみにくい。こうした場所が動かないと、本来そこで受け持つはずの動きを腰が肩代わりします。腰をいくら伸ばしても翌朝また固まるのは、肩代わりの仕組みがそのまま残っているからです。

寒くなると全身の筋肉がこわばり、ふだんより股関節や背中が動きにくくなります。秋から冬にかけて、体操を続けていても朝の腰が重く感じやすくなるのはそのためです。

病院のリハビリで教わる体操は、腰そのものの筋肉を整える大事な役目があります。やめる必要はありません。整体では、腰に負担が集まる理由を、股関節や背骨、骨盤の傾きまで含めて全身から探します。見ている場所が違うので、並行して使っていただけます。

体操をしても痛みが日に日に強くなる、足のしびれが広がる、足に力が入りにくい。こうした変化があるときは、まず通っている病院で相談してください。

もう一つ見ておきたいのが、一日の座り方です。椅子に浅く腰かけて背中を丸める時間が長いと、股関節の前側は縮み、胸の背骨は丸まったまま固まります。朝の体操でほぐしても、日中の姿勢が同じなら、翌朝には元に戻りやすくなります。

腰の代わりに動くはずの三つの場所

股関節は、仰向けで片膝を胸に抱えたとき、反対の脚の膝が浮き上がらないかで見当がつきます。浮くなら、太ももの付け根の前側が縮んで、立つたびに腰を反らせている可能性があります。

胸の背骨は、椅子に座って両腕を胸の前で組み、骨盤を動かさずに上半身だけを左右にひねって確かめます。ひねりにくい側があれば、その分を腰がひねって補っています。

足首は、かかとを床につけたまましゃがめるかどうか。しゃがめない方は、物を拾うたびに腰を丸めて床に近づいています。

冷える朝、体操の前にしておきたいこと

起きてすぐ腰の体操に入るより、先に体を温めます。布団の中で足首を回す、手足をグーパーさせるなど、腰から遠い場所を小さく動かして全身の血の巡りを上げてから始めてください。

腰まわりを冷やさないことも大切です。寝るときに薄手の腹巻きを使う、朝いちばんは靴下を履いて床の冷えを避けるだけでも、こわばり方が違うことがあります。

体操は回数を増やすより、痛みのない範囲でゆっくり行うほうが続きます。反動をつけて伸ばすと、こわばった筋肉がかえって身構えます。

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