病院に通いながら整体は失礼?|一宮

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

整形外科に通いながら整体も受けていいのか、主治医にどう伝えればいいのか。病院と整体の役割の分け方、併用する前に確かめておくこと、整体の予約より受診を優先したほうがいい場合をまとめました。

病院に通っている途中でほかの場所にも行くことを、裏切りのように感じる方がいます。まじめな方ほど、そう感じます。でも、通う先が二つあること自体は、めずらしいことではありません。

気にしてほしいのは、失礼かどうかよりも、安全かどうかです。整形外科は、レントゲンやMRIなどの検査で、骨や神経に手当ての必要なものがないかを調べ、診断をつけ、薬や注射、リハビリを出せる場所です。整体には、それができません。診断も、薬の判断もしません。

そのかわり整体は、検査で大きな異常が見つからなかったあとの時間に向いています。「骨には問題ありません、様子を見ましょう」と言われたあと、何をして様子を見ればいいのかがわからない。その空白で、座り方や立ち方、体のどこがどこをかばっているのかを、時間をかけて一緒に確かめることができます。

順番としては、病院が先です。まだ一度も診てもらっていない腰痛なら、まず整形外科で調べてもらってください。危ないものがないとわかっていれば、整体の側も安心して体を見られます。すでに通院中の方は、診断名と、止められている動きがあるかどうかを教えてください。

はかぜ整体院では、通院中の方には、病院で言われた内容をそのまま聞きます。そのうえで、骨盤と背骨、肩甲骨がどうつながって動いているかを全身から見て、腰に負担が集まる理由を探します。病院の治療に代わるものではなく、病院では扱う時間のない部分を受け持つ、という位置づけです。

主治医に黙っている必要もありません。伝え方がわからないときは、次の診察でひとこと聞くだけで足ります。

主治医への伝え方、聞き方

「整体も受けてみようと思うのですが、避けたほうがいい動きや刺激はありますか」。この聞き方なら、許可を求める形ではなく、注意点を教わる形になります。医師のほうも答えやすい質問です。

もし「今はやめておいてください」と言われたら、それには理由があります。手術の直後、骨折が治りきっていない時期、炎症が強い時期などです。その場合は、いつごろから受けてよいかも一緒に聞いておくと、先の見通しが立ちます。

整体の側には、診断名、検査で言われたこと、飲んでいる薬、受けている注射やリハビリの内容を伝えてください。お薬手帳があれば持ってきていただくと、聞き漏らしがありません。

併用するときに、自分で決めておくこと

同じ日に、病院のリハビリと整体を重ねないこと。どちらのあとに楽になったのか、あるいは重くなったのかが、わからなくなります。数日あけると、それぞれの変化を見分けやすくなります。

処方された薬を、自分の判断でやめないこと。整体で楽になったと感じても、薬を減らすかどうかを決めるのは医師です。楽になったことは、次の診察でそのまま伝えてください。

変化を一行で書きとめること。朝の起き上がり、座っていられる時間、夜に目が覚めた回数。病院でも整体でも、同じメモを見せれば話が早く進みます。

整体の予約より、受診を先にしてほしいとき

通院中でも、次の診察日を待たずに連絡したほうがいい変化があります。脚のしびれが広がってきた、足に力が入らずつまずく、尿や便が出にくい、または漏れる。この場合は、整体ではなくすぐ病院へ。

安静にしていても痛みが強まる、夜に痛みで眠れない日が続く、熱が出てきた。これも先に主治医へ伝えてください。

整体のあとに、いつもと違う痛みやしびれが出たときも、遠慮なく知らせてください。そのうえで、必要なら受診をすすめます。両方に通うということは、見ている目が二つあるということです。片方に隠さないほうが、体のためになります。

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