授乳の合間に整体へ行ける?|一宮の個室
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
授乳の間隔が読めず、整体の予約をためらっている産後の方へ。授乳の姿勢で体のどこが縮むのか、赤ちゃんと一緒に来る日の時間の組み方、家でできる授乳姿勢の工夫、産婦人科や助産師さんに先に相談してほしい症状をまとめました。
授乳中の肩と背中のつらさは、後ろ側をいくら伸ばしても戻ってきます。つらいのは背中でも、縮んでいるのは胸の前側だからです。
赤ちゃんを抱いて口元を見ると、頭は前に落ち、肩は内へ巻き、背中は丸くなります。一回が十五分から二十分、それが一日に何度も。胸の前の筋肉は短くなったまま固まり、肩を前へ引っぱり続けます。背中の筋肉は、引っぱられて伸ばされた状態で頭と腕の重さを支えることになる。張っているのは背中、原因を作っているのは胸、という形です。
ここに産後の骨盤が重なります。出産のとき、骨盤を支える靭帯はホルモンの働きでゆるみます。支えがゆるいまま、片側の腰に赤ちゃんを乗せたり、あぐらで授乳したりすると、上半身を支える土台が傾きます。土台が傾けば、その上の背中と肩はよけいに力を使います。
はかぜ整体院は完全個室で、一組ずつの貸切です。赤ちゃんと同じ部屋で受けていただけます。途中で泣いたら抱っこをはさみ、お腹がすいたら授乳をはさむ。まわりに他の方はいないので、中断を気にする必要はありません。
受けられるのは産後1ヶ月からです。帝王切開の方は、傷の回復に合わせてご相談ください。施術では揉んでほぐすのではなく、骨盤、背骨、肩甲骨の連動を全身から見て、ゆるんだ骨盤と縮んだ前側を一緒に整えていきます。
「落ち着いたら行こう」と思っているうちに、授乳の時期は半年、一年と続きます。間隔が読めないのは当たり前、という前提で予約を入れてもらって大丈夫です。
赤ちゃんと来る日の、時間の組み方
読めないなりに、組み方はあります。家を出る直前に授乳を済ませると、移動の車で眠ってくれることが多いです。逆に、着いてから授乳して、落ち着いたところで始める方もいます。どちらが合うかは赤ちゃんによります。
持ち物は、ふだんの外出と同じで足ります。おむつ、着替え、授乳ケープを使う方はケープ、ミルクの方はいつもの一式。お気に入りのタオルやおもちゃがひとつあると、寝かせておくときに助かります。
胸が張っていてうつ伏せがつらいときは、始める前に伝えてください。我慢して受けるものではありません。張りが強い日は、先に授乳してからのほうが体も楽です。
家での授乳を、少し楽にする姿勢
赤ちゃんに体を近づけるのではなく、赤ちゃんを胸の高さまで持ち上げます。授乳クッションの下にたたんだバスタオルを一枚足すだけで、背中を丸めずに済む高さになることがあります。
背もたれにもたれ、腰の後ろに丸めたタオルを入れます。足が床に届かない椅子なら、足の下に台を。足が浮いていると、骨盤が後ろへ倒れて背中が丸まります。
授乳が終わったら、両手を後ろで組んで胸を開き、ゆっくり三回、息を吐きます。縮んでいた前側を、そのつど元の長さへ戻しておく。毎回でなくても、一日に二、三度できれば違ってきます。左右同じ向きばかりで抱かないことも、偏りを減らす助けになります。
整体より先に、産婦人科や助産師さんへ相談してほしいこと
胸の一部が赤く熱をもって痛む、硬いしこりがある、寒気や発熱がある。乳腺炎のことがあります。肩や背中のこりと一緒に出ることもありますが、こちらは産婦人科や母乳外来へ。
悪露が増えた、においが強くなった、下腹部の痛みが続く。会陰や帝王切開の傷が赤く腫れている、痛みが強くなってきた。これも先に診てもらってください。
手首の親指側が痛くて抱っこができない、指がしびれる、という相談も産後にはよくあります。整形外科で診てもらえます。眠れない、気分が沈んで何もする気が起きない日が続くときは、体の疲れだけで片づけず、健診先や地域の保健師さんに話してみてください。