異常なしと言われた腰痛、整体は?|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
レントゲンで「骨に異常はない」と言われたのに、腰の痛みが続いている。そういう方に向けて、「異常なし」が何を意味しているのか、画像には写らないものは何か、整体に行く前に整理しておくとよいことをまとめました。
「異常なし」は「痛みの理由がない」という意味ではありません。レントゲンで確かめているのは、骨折や骨の変形、骨の並びの大きな乱れといった、急いで手当てが要るものがないかどうかです。それが見つからなかった、というのが「異常なし」の中身です。まず安心していい知らせだと受け取ってください。
一方で、レントゲンは止まった姿勢を一枚撮ったものです。立つ、座る、かがむといった動きのなかで、どこが動きすぎてどこが動いていないかは写りません。筋肉がどのくらい張っているかも写りません。
画像に写らない腰の痛みで多いのは、動きの偏りです。背中の上のほうや股関節が硬くて動かないと、その分を腰が引き受けます。腰の骨そのものは健康でも、毎日余分に働かされている場所は重く、だるくなります。
天気が崩れる前に重くなる、という方もいます。なぜそうなるのかは、はっきりとはわかっていません。ただ、もともと負担が集まっている場所ほど変化を感じやすい、という見方はできます。天気は変えられないので、変えられる側の負担を減らしておく、という考え方です。
はかぜ整体院では、施術の前に鏡の前で立ち姿を一緒に確かめます。体重が前後どちらに寄っているか、骨盤がどちらへ傾いているか、背骨にねじれがあるか。自分の目で見ると、腰だけの話ではなかったと気づく方が多いです。
病院と整体は、どちらかを選ぶものではありません。病院は骨や神経に手当ての要る異常がないかを確かめるところ、整体は異常がない体の使われ方を見るところです。今リハビリに通っているなら、やめずに並行してかまいません。受けている内容を教えてもらえれば、それに合わせて進めます。
行く前に、三つだけ書き出しておく
ひとつめは、いつ痛むか。朝の起き上がり、座って三十分を過ぎたころ、立ち上がる瞬間、長く歩いたあと。場面がわかると、どの動きで負担がかかっているかの見当がつきます。
ふたつめは、楽になる姿勢です。前かがみが楽なのか、反ったほうが楽なのか、横になれば治まるのか。楽な向きは、つらい向きと同じくらい手がかりになります。
みっつめは、病院で言われたことと、今受けている内容です。いつ撮った画像で、何と説明されたか。湿布、電気、飲み薬。覚えている範囲で十分です。この三つがあると、最初の話が短く済み、その分を体を見る時間に回せます。
「異常なし」のあとでも、もう一度受診したほうがいいとき
前に異常なしと言われていても、そのあとで症状が変わったなら話は別です。脚のしびれが新しく出てきた、しびれの範囲が広がった、足に力が入りにくくなった。こうした変化があれば、もう一度病院で伝えてください。
尿や便の出かたがいつもと違う、股のあたりの感覚が鈍い。この場合は急いで受診してください。
安静にしていても痛みが強くなっていく、夜に痛みで眠れない、理由のわからない体重の減りや熱が続く。こうしたときも、整体より先に医療機関です。当院でも、話を聞いて気になる点があれば、先に受診をおすすめしています。