秋服で肩が前に落ちて見える方へ|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
カーディガンやジャケットを着ると、肩が前に落ちて見える。服のサイズの問題ではなく、肩が前に入る「巻き肩」のことがあります。自分で確かめる方法と、日中に肩を前へ引っぱっている習慣、家でできる動きをまとめました。
羽織りものは肩の線に沿って落ちるので、肩の位置がそのまま外に出ます。Tシャツの季節には目立たなかった肩の前への入り方が、秋に急に気になるのはそのためです。服が合っていないのではなく、服が体の形を見せています。
確かめ方は簡単です。力を抜いて立ち、腕を自然に垂らします。そのとき手の甲がどちらを向いているかを見てください。親指が前を向いていれば肩はほぼ本来の位置です。手の甲が正面を向いているなら、腕ごと内側にねじれて肩が前に入っています。
もうひとつ、仰向けに寝たときに肩の後ろが床から浮くかどうか。浮いた隙間に手のひらがすっと入るなら、胸の前側の筋肉が縮んで肩を前に引いています。
肩を前に引っぱるのは、背中の弱さより、胸の前側と脇の下の縮みであることが多いです。キーボードを打つ、スマホを持つ、ハンドルを握る。腕を体の前で使う時間が長いほど、ここが縮んだ長さで落ち着いてしまいます。
そこへ骨盤の傾きが重なります。座るとき骨盤が後ろへ倒れると背中が丸まり、肩甲骨が外へ開きます。肩甲骨が外へ開けば、肩の先は前へ出ます。だから背すじだけ伸ばしても、歩き出すと元に戻るのです。
はかぜ整体院では、施術の前に横からの立ち姿を一緒に確かめます。肩だけでなく、骨盤と背骨、肩甲骨がどう並んでいるかを見てから、どこから整えるかを決めます。
家でできる、胸の前を開く動き
壁の横に立ち、肘を肩の高さで曲げて、前腕を壁につけます。そのまま体を壁と反対のほうへゆっくり向けてください。胸の前から肩の付け根が伸びる感じがあれば合っています。呼吸を止めずに二十秒ほど、左右一回ずつで足ります。
肩の前に痛みが出る、腕がしびれるというときはやめてください。伸ばす強さは「気持ちいい」の手前で十分です。
回数を増やすより、腕を前で使い続けたあとに一回入れるほうが効きます。パソコン作業の区切りや、運転のあとが目安です。
肩を前に引っぱる、日中の小さな習慣
いつも同じ肩にバッグをかけていると、ずり落ちないようにその肩をすくめて前に出す形が続きます。左右を入れ替えるか、重い日はリュックにするだけで変わります。
机が高すぎる、あるいは椅子が低すぎると、肘を浮かせて作業することになり、肩が上がって前に入ります。肘が机に軽く乗り、肩の力が抜ける高さに合わせてください。
横向きで下になった肩を前に巻き込んで眠る方もいます。朝だけ片方の肩が前に出ている感じがあるなら、抱き枕やたたんだタオルを胸の前に置いて、上の腕を乗せてみてください。