衣替えで全身がだるい、寒暖差かも|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
朝晩と日中の気温差が大きい時期は、どこが悪いとも言えないまま体が重くなります。寒暖差が体のこわばりにつながる理由と、衣替えのような重い物の上げ下ろしで体を痛めにくくする動き方をまとめました。
季節の変わり目のだるさは、気のせいではなく、体が温度の変化に合わせ続けていることの疲れだと言われています。体温を一定に保つために、血管を縮めたり広げたりする調整が一日に何度も切り替わるからです。
寒いと感じたとき、人は無意識に肩をすくめ、背中を丸め、脇を締めます。熱を逃がさないための自然な反応です。困るのは、暖かい部屋に入ったあともその形が残ることです。朝の冷え込みですくんだ肩のまま昼を過ごし、夜にまたすくむ。筋肉がゆるむ時間が短くなります。
すくんだ姿勢では、肋骨の動きも小さくなります。呼吸が浅くなり、眠りの質が落ち、疲れが翌日に残りやすくなる。肩がこる、腰が張る、背中が重いと、場所を変えながら不調が出るのは、ひとつの場所が悪いというより、全体が縮こまっている表れとも考えられます。
そこへ衣替えや大掃除のような、普段しない動きが重なります。押し入れの上の段から衣装ケースを下ろす。床から持ち上げて運ぶ。こわばった体は関節の動く範囲が狭くなっているので、足りない動きを腰や肩が無理をして埋めます。翌日にあちこちが痛むのは、そのためです。
だるさに加えて、熱がある、体重が急に減った、動悸や息切れがある、数週間たっても抜けない。そういうときは寒暖差と決めつけず、内科で相談してください。
重い箱を上げ下ろしするときの、三つの決まり
一つめは、体を温めてから始めること。朝いちばんの冷えた体でやらない。その場で足踏みをして、肩を数回大きく回してからにします。
二つめは、箱を体に引き寄せてから持つこと。腕を伸ばした先で持ち上げると、同じ重さでも腰にかかる負担は大きくなります。床の箱は片膝をついて、お腹に近づけてから立ち上がります。
三つめは、高い段の物を背伸びで取らないこと。踏み台を使い、箱が胸の高さに来る位置まで上がってから下ろします。頭より上で重い物を受け止めると、腰が反り、肩にも急な負担がかかります。中身を半分に分けて二回で運ぶのも、立派な方法です。
寒暖差の時期に、体をすくませない工夫
首、手首、足首。この三か所を冷やさないだけで、肩のすくみ方は変わります。朝晩だけ薄い巻きものを一枚足し、日中は外す。脱ぎ着で調整できる重ね方にしておくと、体が自分で調整する手間が減ります。
お風呂はシャワーで済ませず、湯船につかる日を増やしてください。湯の中で肩をゆっくり上げ下げすると、一日すくんでいた筋肉がゆるみやすくなります。上がったあとに体が冷えきる前に布団へ入ると、眠りにも入りやすくなります。