「全身矯正」、合う人・合わない人|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
肩も腰もつらいとき、それぞれを別々に診てもらうか、体全体を見てもらうかで迷う方は少なくありません。部分を見る施術と全身を見る施術の違いと、自分がどちらに向いているかを考える目安をまとめました。
肩がこったら肩を、腰が痛ければ腰をほぐす。つらい場所に直接手を入れる施術は、その場の楽さが分かりやすく、短い時間でも受けられます。一か所だけが一時的につらい、原因にも心当たりがある、という場合はこれで十分なことも多いです。
一方で、全身を見る施術は、つらい場所そのものより「なぜそこに負担が集まったのか」を探すことに時間を使います。骨盤の傾き、背骨の曲がり方、肩甲骨の位置は互いにつながっていて、どこか一か所がずれると、ほかの場所がそれを補うように形を変えます。
どちらを選ぶかの目安になるのは、症状の数よりも経過です。ほぐしてもらうと数日は楽なのに、また同じ場所に戻ってくる。肩が楽になった頃に腰がつらくなる。何年もその繰り返しになっているなら、つらい場所の手当てだけでは届いていない部分がある、と考えてみる価値があります。
全身を見るぶん、最初は検査や説明に時間がかかります。その日のうちにとにかく一か所だけ楽になりたい日には、合わないと感じるかもしれません。どちらが上ということではなく、今の自分の状態と、使える時間に合うほうを選べばいいと思います。
肩や腰の痛みに加えて、しびれや力の入りにくさ、安静にしていても続く痛み、原因の分からない体重の減少などがある場合は、施術を探す前に医療機関で診てもらってください。
相談する前に、書き出しておくと話が早いこと
いつ頃からつらいか、これまでどこに通ってどんな施術を受けてきたか、そのとき楽になった期間はどのくらいだったか。この三つがあると、今の状態がどこまで積み重なっているかを見立てやすくなります。
デスクワークか立ち仕事か、よく抱える荷物、寝るときの向きなど、毎日同じように繰り返している動作も手がかりになります。つらい場所の説明がうまくできなくても、生活の形が分かれば、負担の集まり方はかなり見えてきます。
全身を見てもらうときに、分かっておくと安心なこと
肩がつらいのに、骨盤や足首を見られると戸惑う方がいます。痛む場所から離れたところを見るのは、そこが土台として上の形を決めていることがあるからです。気になったら、なぜそこを見ているのかをその場で聞いてください。理由の説明を受けながら進むほうが、家での過ごし方にもつなげやすくなります。
一度で全部が変わるわけではありません。長く続いた崩れほど、体が元の形に戻ろうとする力も強く残っています。最初の数回は変化とあわせて「どのくらい保てたか」を一緒に確かめていくと、自分の体のくせが分かってきます。