夜中に腰で目が覚めていた方の話|一宮

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

腰が痛くて夜中に目が覚める。それが続くと、痛みそのものより眠れないことのほうがこたえてきます。寝ているあいだに腰が痛む理由と、今夜から試せる寝方の工夫、先に病院で確かめたほうがいい痛み方をまとめました。

夜中の腰痛には、二つの型があります。寝返りを打った瞬間や、同じ向きで長く寝たあとに痛む型。そして、体勢に関係なく、じっとしていてもずっと疼く型です。多くの方は前者ですが、後者は整体より先に確かめるべき痛み方なので、最初に分けておきます。

寝返りで痛むとき、腰は「動き出し」でつらくなっています。眠っているあいだは筋肉がゆるみ、体はほとんど動きません。日中に腰まわりが縮んだまま固まっていると、その状態で何時間も止まることになり、寝返りでいきなり動かしたときに引っかかるように痛みます。朝の起き上がりがつらいのも同じ理由です。

日中の姿勢で腰に負担が集まっていると、夜にそれがほどけきらないまま眠ることになります。座りっぱなしで股関節の前が縮んでいる方は、仰向けで脚をまっすぐ伸ばすと腰が反らされ、腰の下にすき間ができて痛みやすくなります。

柔らかすぎるマットレスで腰が沈み込む、反対に硬い床で腰だけが浮く。寝具が合っていないと、同じ姿勢のまま一晩じゅう腰の一部に負担がかかります。とはいえ、寝具を買い替える前に、下の寝方の工夫を一週間ほど試してみてください。それで変わるなら、寝具より体の側の問題が大きいと考えられます。

体勢を変えても楽にならない、夜になるほど痛みが強くなる、熱がある、体重が理由なく減っている、足にしびれや力の入りにくさがある。こうした場合は、筋肉や姿勢の問題ではないことがあります。まず整形外科や内科で確認してください。

今夜から試せる、腰が楽な寝方

仰向けで寝るなら、膝の下に丸めたバスタオルやクッションを入れてみてください。膝が軽く曲がると骨盤が起き、腰の下のすき間が小さくなります。横向きなら、膝と膝のあいだにクッションを挟むと、上の脚が前に落ちて腰がねじれるのを防げます。

寝返りを打つときは、腰だけでひねらず、先に膝を立てて、膝と肩を同じ向きへ一緒に倒します。体をひと塊にして転がるイメージです。起き上がるときも同じで、いったん横向きになってから、腕で床やベッドを押して上体を起こすと腰にかかる力が減ります。

夜の痛みは、日中の過ごし方から見る

夜の痛みを減らしたいなら、寝具より先に日中を見直すほうが近道のことがあります。長く座ったあとに立ち上がったとき、腰がすっと伸びるかどうか。伸びにくい日が多いなら、座っている時間の区切り方を変える余地があります。

寝る前に、仰向けで両膝を抱えて、ゆっくり胸に近づけて十秒。痛みの出ない範囲で二、三回。縮んだ腰まわりを軽くほどいてから眠ると、寝返りの一回目が楽になる方がいます。痛みが強まるようなら、そこでやめてください。

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