朝晩の冷えで息が浅い?肩のせいかも|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
朝晩の空気が冷たくなると、外に出たとたん肩をすくめて歩いている方が増えます。寒さで肩が上がると呼吸まで浅くなりやすい理由と、外にいる間に自分で肩の位置を戻す方法をまとめました。
冷たい風に当たると、人は首をすぼめて肩を耳のほうへ引き上げます。首まわりの肌を少しでも隠して熱を逃がさないための、ほとんど反射のような動きです。困るのは、暖かい場所に入ってからも、その肩が下りきらないまま一日が過ぎていくことです。
肩がすくんだ形では、鎖骨から上の肋骨も一緒に引き上げられ、胸の上のほうだけで息をする形になりやすくなります。お腹側まで空気が入らないぶん、一回の呼吸は短く、回数で補うことになります。本人は普通に息をしているつもりでも、首や肩の筋肉が呼吸のたびに働き続けている、という状態です。
秋口は、日中は暖かく朝晩だけ冷える日が続きます。薄着のまま朝の冷え込みに出ると、体は服の足りない分を肩で補おうとします。夏の間は気にならなかった肩の重さが、この時期に急に出てくる方がいるのは、そのせいもあると考えています。
寒さ自体は変えられませんが、肩で寒さを受け止めない工夫はできます。首元を覆うだけで肩をすくめる理由がひとつ減りますし、ストールや襟のある上着は、見た目以上に肩の力を抜く助けになります。
息苦しさが急に強くなった、胸が締めつけられる、少し動いただけで動悸がする。そういうときは寒さや姿勢の話ではない可能性があるので、まず内科で確かめてください。
外を歩きながらできる、肩の位置の戻し方
信号待ちなど立ち止まったときに、いったん肩をぎゅっと耳まで持ち上げて、2秒止めてから、息を吐きながらストンと落とします。力を入れてから抜くほうが、ただ「肩を下げよう」と意識するより、下がりきった位置が分かりやすくなります。
落としたあと、手をポケットから出して体の横に垂らしてみてください。ポケットに手を入れていると、肩は前に丸まりながら上がりやすい形になります。寒くて手を入れたくなる日は、手袋を先に用意しておくほうが肩には優しいです。
家に帰ってから、縮こまった胸をゆるめる
暖かい部屋に戻ったら、両手を頭の後ろで組み、肘を横に大きく開いて、鼻からゆっくり息を吸います。吸うときに肘がさらに開くように、胸の前を広げるのがこつです。3回ほどで、外で縮めていた胸まわりが動き出すのが分かります。
湯船につかれる日は、肩までつかって、お湯の中で肩を回すのもおすすめです。温まった状態で動かすほうが、冷えた状態より大きく動きやすくなります。
朝晩の冷え込みに、着るもので先回りする
朝の天気予報で最低気温を見て、日中との差が大きい日は、脱ぎ着しやすい羽織りを一枚足しておきます。寒いと感じてから着るのではなく、肩がすくむ前に着ておくのがポイントです。