痛み止めが増えてきた腰痛の方へ|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
痛み止めを飲む回数が増えてきたとき、気になるのは量そのものより「痛みの出方が変わっていない」ことかもしれません。薬の判断は医師に委ねたうえで、体の側から見られること、一週間の記録の取り方、受診の目安をまとめました。
薬をどう使うかは医師が決めることなので、ここでは触れません。ただ、飲む回数が増えているという事実は、痛みの出方が変わっていないことの記録でもあります。そこは体の使い方の側から見ることができます。
同じ腰の痛みでも、朝がつらいのか夕方なのか、座っているときなのか立っているときなのかで、関わっている負担は違います。飲んだ回数だけを覚えていると、この違いが手元に残りません。
痛みは、つらい日ほど記憶に残り、楽だった日は忘れます。振り返って「ずっと同じ」と感じても、実際には波があることがあります。数字でなくても、丸と三角と×のような簡単な印を毎日つけておくと、波の形が見えてきます。
画像を撮って異常がないと言われたあとも、痛みが続くことがあります。これは痛みが気のせいという意味ではなく、画像には写らない仕組み、つまり体の支え方や動かし方の偏りが関わっていることがある、ということです。
痛みが長く続くと、その場所をかばう動きが体に定着していきます。腰をひねらないように体ごと向く、片側へ体重を預けて立つ。かばい方そのものが新しい負担になって、はじめの場所とは別のところが張ってくることもあります。
一方で、様子を見ずに医療機関へ行ったほうがいい状態もあります。次に挙げるものが当てはまるときは、体の使い方の話より先に確認してください。
一週間の記録を、三つの欄でつける
「いちばんつらかった時間帯」「そのとき何をしていたか」「薬を使ったかどうか」の三つだけで足ります。手帳でもスマホのメモでも構いません。一週間つけると、痛みが生活のどこに貼りついているかが見えてきます。
同じ動作が繰り返し並ぶなら、その動作の形を変えるところから始められます。特定の時間帯に固まっているなら、その手前の過ごし方に手がかりがあります。どちらも、あとから思い出しで語ると抜け落ちる部分です。
この記録は、受診するときにもそのまま使えます。「けっこう痛いです」と伝えるより、いつ・何をして・どのくらい、が分かるほうが、みてもらえる範囲が広がります。
様子を見ずに受診したほうがいいとき
お尻から脚へ広がる痛みやしびれが強まっている、足に力が入らない、足首やつま先が上がりにくい。これらは筋肉の張りとは別の仕組みが関わっている可能性があります。
安静にしていても痛みが強い、夜間に痛みで目が覚める、発熱や体重の減少をともなう、尿や便の出方が変わった。こうしたときも、自己判断で様子を見ずに医療機関で確認してください。