腰痛改善コース、靴を履く時に壁を|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
靴を履くときに壁へ手が伸びる、靴下を履くのに時間がかかる。朝の身支度のあいだだけ腰がつらいという方に向けて、朝に負担が集まりやすい理由と、玄関や洗面台での動作の変え方をまとめました。
一日のうちで腰が痛むのは朝の身支度のあいだだけ、という方がいます。日中は動けているのに、靴下と靴のところで毎朝止まる。ここで起きているのは、体がまだ動き出していない時間に、その日いちばん深い前かがみを求められるという段取りの問題です。
寝ているあいだ、体はほとんど同じ形のまま長い時間止まっています。起きた直後は、筋肉も関節も動く準備ができていません。その状態で足先へ手を伸ばせば、足りないぶんを腰が丸まって補うことになります。
壁に手をつくのは悪い癖ではなく、体が負担を減らそうとしている結果です。手で体重の一部を預ければ、腰で支える量はその分だけ減ります。やめる必要はなく、むしろ支えを使いやすい場所に用意しておくほうが理にかなっています。
見ておきたいのは、この前かがみのつらさが朝だけなのか、日中も同じように出るのか、です。朝だけなら動き出しの問題として扱えますが、時間帯に関係なく前かがみでつらいなら、負担のかかり方そのものを見たほうがいいことがあります。
もうひとつ、朝は時間に追われている時間帯でもあります。急いで前かがみになるほど、体は勢いで動きを作るので、支える準備が間に合いません。段取りを変えるというのは、早起きしろという話ではなく、深くかがむ用事を一日の中でどこに置くかという話です。
前かがみでお尻から脚へ響く痛みが出る、足に力が入りにくいという場合は、朝の段取りを変える前に整形外科で確認してください。
玄関で、腰を折らずに靴を履く
足先へ手を伸ばすのではなく、足のほうを手元へ近づけます。玄関に腰かけられる台や上がり框があるなら、そこへ座って片足を反対の膝に乗せると、背中を丸めずに靴へ手が届きます。
立ったまま履く場合は、壁に肩や背中を預けて、片足を後ろの段に乗せるか、膝を曲げて足を持ち上げます。靴べらを長いものに替えるだけで、かがむ角度が浅くなることもあります。
靴下も、順番を変えるだけで変わります。座って片脚ずつ、膝を抱えるように引き寄せてから履くと、腰を丸める深さが減ります。
朝の順番を入れ替える
起きてすぐ深くかがむ場面、たとえば洗面台で顔を洗う、床の物を拾う、靴下を履くといった用事を、できるだけ後ろへずらします。先に着替えや朝食など立って動く用事を済ませてからのほうが、同じ動作でも体は受け止めやすくなります。
洗面台では、膝を軽く曲げて片手を台につくだけで腰のかかり方が変わります。背中を丸めて顔を近づけるのではなく、股関節から体を倒す形を試してみてください。
布団やベッドから起きるときも、上体をまっすぐ起こすと腰に力が集まります。いったん横を向いて、肘で上体を支えながら脚を外へ下ろす順番にすると、腰を使う量が減ります。