薬が効くまでの30分がつらい方へ|一宮

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著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

頭痛薬を飲んで、効いてくるまで机でじっと耐える。その時間の過ごし方しだいで、首や肩の緊張をさらに強めてしまうことがあります。待つあいだに体がどうなっているか、少しでも楽に過ごす工夫、頭痛の記録のつけ方、医療機関を優先したいサインをまとめました。

頭が痛いとき、多くの人は動かないようにします。頭を揺らさないように首を固め、画面から目を離さず、肩をすくめたまま待つ。痛みに身構えるこの形は、首と肩の筋肉をさらに緊張させる姿勢でもあります。

首や肩のこわばりと一緒に起きる頭痛では、この身構えが痛みを長引かせる一因になることがあります。薬が痛みを抑えてくれても、固まった首や肩はそのまま残ります。そして翌日も同じ姿勢で仕事をして、同じ時間帯に同じ痛みが出る。この繰り返しに心当たりのある方は少なくないはずです。

頭痛にはいくつも種類があり、首や肩と関係の薄いものもあります。片頭痛のように、動くと悪化するので静かにしていたほうがいい頭痛もあります。ですから「頭が痛いときは動いたほうがいい」とは一概に言えません。自分の頭痛がどんなときに、どんな形で出ているのかを知るのが先です。

薬を飲むことそのものは悪いことではありません。気をつけたいのは、飲む日が増えていく、効きが悪くなってきた、と感じているときです。薬の量や種類については、自己判断で変えず、医師や薬剤師に相談してください。整体でお手伝いできるのは、首や肩に負担が積み上がる毎日の形を見直すところです。

薬が効くまでの時間を、少しでも楽に過ごす

首や肩のこわばりを伴う頭痛なら、画面から一度目を離し、椅子の背にもたれて肩の力を抜いてみてください。肩をすくめたまま耐えているかどうかは、肩を一度ぐっと上げてからストンと落としてみるとわかります。落とした位置が、さっきより低ければ力が入っていたということです。

暗くて静かな場所で目を閉じるだけでも、目と首の緊張は少しゆるみます。光や音で痛みが強くなる、吐き気がある、動くとズキズキ響く場合は、無理に体を動かさず横になれる場所で休んでください。

首を自分で強く揉んだり、ぐるぐる回したりするのは避けたほうがいいです。痛みが出ている最中の強い刺激は、かえって緊張を強めることがあります。

頭痛の記録をつけると、見えてくること

痛みが出た日付と時間帯、その日の作業時間、睡眠、天気、薬を飲んだかどうかを、スマホのメモに一行ずつ残してみてください。2〜3週間分たまると、午後の同じ時間に出る、画面作業が長い日に多い、休みの日には出にくい、といった傾向が見えてくることがあります。

この記録は、医療機関を受診するときにもそのまま役立ちます。「いつから、どのくらいの頻度で、どう痛むか」を口で説明するのは意外と難しいので、メモを見せるほうが正確に伝わります。

突然これまでにない強い頭痛が起きた、手足のしびれや力の入りにくさ、ろれつが回らない、意識がぼんやりする、発熱を伴う。こうした場合は薬を飲んで様子を見るのではなく、すぐに医療機関を受診してください。

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