帰宅して化粧を落とす頃の頭痛|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
日中は平気なのに、家に帰って一息ついた頃から頭が痛くなる。夜になってから出る頭痛には、その時間帯なりの理由があることがあります。なぜ緊張がゆるんだ時間に痛みが出るのか、痛くなる前の時間の過ごし方、受診を優先したい場合をまとめました。
痛みは、その場で起きてすぐ感じるものばかりではありません。仕事中や外出中は、やるべきことに意識が向いているぶん、体からの信号が後ろに回されます。家に着いて、やることが一段落したところで、抑えられていた感覚が前に出てくる。夜に痛みが出やすい背景には、この順番があることがあります。
もう一つは、単純に積み上がった時間の問題です。首の後ろや肩の上の筋肉は、頭を起こしておくために日中ずっと働いています。朝は軽くても、夕方には同じ姿勢の時間が何時間も重なっている。夕方から夜にかけて重くなるという訴えは、この積み上がり方と形が合っています。
ややこしいのは、夜に出るという共通点があっても、中身が同じとは限らないことです。首や肩のこわばりと一緒に出るもの、目の使いすぎが関わるもの、空腹や睡眠不足が引き金になるもの、女性ではホルモンの変化が関わるもの。時間帯だけで種類は決まりません。
痛む時間帯が毎日ほぼ同じなら、その少し前に何をしているかを見てみる価値があります。夕方の会議、帰りの運転、夕食の支度。どれも前かがみの姿勢が続く場面です。痛みが出た時間ではなく、その2〜3時間前の過ごし方に手がかりがあることがあります。
また、痛む時間が夜に偏っていると、眠ることで区切られてしまい、翌朝には痛かったという記憶だけが残ります。日中に困っていないぶん受診の判断が後ろにずれやすいのは、このためでもあります。
痛くなる前の2〜3時間を見直す
夕方に向けて重くなるタイプでは、午後のどこかで一度、目と首を画面から離せるかどうかが効いてきます。長い休憩は要りません。窓の外など遠くを数十秒見るだけでも、目のまわりの力の入り方は変わります。
帰りの運転が長い方は、シートに深く座り直してから発進してください。浅く腰かけたまま運転すると背中が丸まり、前を見るために顎が上がります。この形は首の後ろが縮んだまま固定されるので、着く頃には首の付け根が重くなります。
夕食の支度や洗い物も、頭が下を向いたままになりやすい場面です。調理台が低いと感じる方は、まな板の下に板を一枚はさむだけでも、下を向く角度は浅くなります。
夜、痛みが出てからの過ごし方
痛くなってから熱いお風呂に長く入るのは、頭痛の種類によっては合わないことがあります。首や肩のこわばりを伴うものでは温めると楽になることが多い一方、脈打つように痛むタイプでは入浴で強まることがあるので、その日の痛み方で決めてください。
スマホを見ながら横になると、頭だけが持ち上がった形になって首の後ろが縮みます。痛みがあるあいだは画面を置いて、明かりを落とした部屋で目を閉じるほうが、首も目も休まります。
これまでに経験のない強い痛みが突然起きた、手足のしびれや力の入りにくさがある、ろれつが回らない、発熱を伴う、頭を打ったあとから出てきた。こうした場合は夜間でも様子を見ずに医療機関を受診してください。