産後骨盤矯正、チャイルドシートで腰が|一宮
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
チャイルドシートへの乗せ降ろしのたびに、腰と肩にくる。そんな産後の方に向けて、この動作が腰にこたえる理由と、車のそばでできる工夫、産後いつから体を整えられるのか、受診を先にしたほうがいいサインをまとめました。
子どもを抱えたまま体をひねって、シートの奥まで運ぶ。チャイルドシートの乗せ降ろしには、腰にとって条件の悪いものが三つ同時に重なっています。重いものを体から離して持つこと、前にかがむこと、そしてひねることです。
体から離すほど、同じ重さでも腰の後ろの筋肉は強く働きます。ドアの幅があるぶん、どうしても子どもを前に差し出す形になるので、ここは意識して工夫しないと減らせません。
やっかいなのはひねりのほうです。腰の骨は、前に曲げる動きに比べて回す動きが得意ではありません。体を回すのは本来、股関節と背中の上のほうが多くを担当します。足が地面に固定されたまま上半身だけをシートに向けると、回りにくい腰に回す仕事が集まります。
産後は、これが起きやすい条件がそろっています。骨盤を支える靭帯はホルモンの働きでゆるみ、産後に少しずつ戻っていく途中です。そのうえ抱っこの時間が長いので、胸の前側と股関節の前が縮こまり、背中は丸まりやすい。ゆるんでいる土台の上で、縮んだ体をひねっていることになります。
一日に何往復もする動作なので、一回あたりの負担が少し減るだけで、積み上がる量はずいぶん変わります。まずは車のそばでできることから見直してみてください。
乗せ降ろしで、腰のひねりを減らす
ドアを開けたら、車に対して体を横向きにしたままにせず、開いたドアの正面に立って、つま先をシートのほうへ向け直します。足の向きを先に変えておくと、腰だけで回さずに済みます。
持ち上げる前に、片膝を後部座席の座面に乗せてしまう方法もあります。膝をつけば体ごと車内に入れるので、腕を伸ばす距離が短くなり、子どもを体から離して支える時間が減ります。
抱き上げる瞬間は、腰から折るのではなく股関節と膝を曲げて体を低くします。そして、抱いたまま上半身だけで向きを変えず、足を踏み替えて向き直る。曲げるのとひねるのを同じ瞬間に重ねないだけでも、腰の受ける量は変わります。
産後の体を整え始める時期と、受診を優先したいサイン
当院では産後1ヶ月からお受けしています。靭帯がゆるんでいる産後1ヶ月から半年頃は、骨盤を整えるのに向いた時期です。その時期を過ぎていても整えられるので、間に合わなかったと考えなくて大丈夫です。帝王切開の方は傷の回復に個人差があるので、産後の経過をお聞きしたうえでご相談させてください。
一方で、恥骨のあたりが痛くて歩けない、脚に力が入りにくい、お尻から脚にかけてしびれが広がる、発熱を伴う、悪露の量や状態がいつもと違う。こうしたときは、動き方の工夫より先に産婦人科や整形外科に相談してください。
尿もれや、お腹に力が入りにくい感じが続いているときも、いきなり腹筋運動で戻そうとしないほうがいいことがあります。何をどの順番でやるかが変わるので、今の状態を見たうえで決めましょう。