子どもの靴を履かせるしゃがみで腰が|一宮

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

子どもの靴を履かせる、床のおもちゃを拾う、抱っこで持ち上げる。育児中はしゃがむ回数が一日に何十回にもなります。そのたびに腰がつらい方へ、腰で折れ曲がらないしゃがみ方と、受診を考えたい腰の痛みをまとめました。

子どもがいる毎日は、しゃがむ動作の連続です。玄関で靴を履かせる。食べこぼしを拭く。床に座り込んだ子を抱き上げる。一回ずつは数秒でも、一日分を合わせると相当な回数になります。

体を低くするときは、股関節を曲げてお尻を後ろに引き、膝も一緒に曲げるのが負担の少ない形です。脚の大きな筋肉が体重を受け止めてくれるので、腰は背すじを保つだけで済みます。

ところが急いでいると、膝をほとんど曲げずに腰から上だけを前に倒して手を伸ばしがちです。この形だと上半身の重さを腰の筋肉だけで支えることになります。子どもを持ち上げるならその重さも加わる。回数が多いぶん、疲れがたまるのも早くなります。

産後の体は、骨盤まわりを支える筋肉が妊娠前の状態に戻りきっていないことがあります。抱っこや授乳で背中が丸まる時間も長い。股関節やお尻の筋肉がうまく使えない状態でしゃがみ続けると、腰で折れ曲がる形にますます頼りやすくなります。

腰がつらいと、しゃがむのをできるだけ避けたくなります。ただ、育児の中でしゃがまずに済ませるのは現実的ではありません。子どもは待ってくれないし、床に落ちたものは拾うしかない。回数を減らすより、一回ごとの形を変えるほうが続けやすいと思います。

腰で折れ曲がらないしゃがみ方

足を肩幅くらいに開き、つま先は少し外に向けます。立ったまま両手を脚の付け根に当て、その手をはさみ込むようにお尻を後ろへ引いてから膝を曲げていきます。先にお尻、あとから膝。この順番を意識すると、腰だけが先に曲がる形を避けやすくなります。

低い位置まで下りる必要があるときは、片膝を床につけるのもひとつの方法です。靴を履かせる、目線を合わせて話すといった少し長めの動作は、中腰のまま粘るより片膝立ちのほうが腰は楽です。

子どもを持ち上げるときは、腕を伸ばした状態で引き寄せないようにします。先に子どもに近づいて、体に引きつけてから脚の力で立ち上がる。ひねりながら持ち上げると腰への負担が大きくなるので、向きを変えるのは立ち上がってから足で回るようにしてください。

玄関に低い踏み台や小さな椅子を置いておくと、座って靴を履かせられるので、しゃがむ回数そのものを減らせます。

整体の前に受診を考えたい腰の痛み

足にしびれや力の入りにくさがある、お尻から脚へ痛みが走る、安静にしていても痛みが強い、夜も痛みで眠れない。こうした場合は、まず整形外科で診てもらってください。

尿や便が出にくい、または漏れる、股のあたりの感覚が鈍いといった症状がある場合は、急いで受診が必要なことがあります。

産後で、恥骨や尾骨のあたりの痛みが強い、出血や発熱が続いているといったときは、出産した病院や産婦人科に相談するのが先です。

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