去年つらかった場所がまた出る方へ|一宮

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

季節の変わり目になると、去年つらかった場所からまた痛み出す。肩が落ち着いたら次は腰。そんな出方をくり返している方に向けて、なぜ同じ場所から出るのかと、自分の体のクセをつかむ方法を書きました。

「毎年この時期になると、決まって同じ場所がつらくなる」。そう感じている人の体は、季節そのものより、季節が変える暮らしの動きに反応していることがあります。

秋口でいえば、朝晩の冷えで肩をすくめて歩く時間が増える。日が短くなって外を歩く量が減る。夏の冷房で固まった体のまま、寒暖差がやってくる。一つひとつは小さな変化です。ただ、体のどこに負担が集まるかという向きは毎年ほとんど同じなので、「去年の場所」から出てきやすくなります。

つらい場所が順番に移っていく出方もあります。肩が落ち着いたら腰、腰が落ち着いたら背中。これは治りかけて別の場所が悪くなったというより、動きの悪い一か所をまわりが肩代わりしていて、その肩代わりが限界を迎えた順に表へ出ている、と考えるとつじつまが合います。

たとえば背中の真ん中あたりがあまり動いていないと、振り向く、腕を上げるといった動作を首と腰が代わりに引き受けます。首が疲れれば肩がこり、腰が疲れれば腰が重くなる。つらいのは首や腰なのに、手をつけるべきなのは動いていない背中のほう、ということが起こります。

痛む場所だけをほぐせば、その場は楽になります。肩代わりの構図が残っていれば、次の季節にまた同じ順番で出てくる。毎年の繰り返しを止めたいなら、「どこが痛いか」と一緒に「どこが動いていないか」を見ておく必要があります。

自分の「出る順番」をメモしておく

季節の変わり目の不調は、記憶だけだと「なんとなく毎年」でぼやけてしまいます。つらくなった日付と場所、その週にあったこと(衣替え、冷房の入れ始め、行事で忙しかった、など)を、スマホのメモに一行ずつ残してみてください。

1年分たまると、出る時期と順番にクセが見えてきます。「10月の頭に首、中旬に腰」のように並ぶなら、その少し前から体を温めて動かしておく、という先回りができます。

相談に行くときも、このメモがあると話が早い。いつ、どこから、どの順で出たかが分かるだけで、肩代わりしている場所の見当がつけやすくなります。

背中が動いているかを家で確かめる

椅子に浅く座って、両腕を胸の前で組みます。骨盤を動かさないように、上半身だけをゆっくり左右にひねってみてください。ひねりにくい側がある、途中で腰や首に力が入る。そういうときは、背中の動きを腰や首が代わりに出している可能性があります。

四つんばいになり、背中を丸める・反らすをゆっくり繰り返すのも確かめ方のひとつです。背中の真ん中あたりだけが板のように平らなまま動かない感じがあれば、そこが固まっているのかもしれません。

痛みが日を追うごとに強くなる、夜寝ていてもうずく、熱やしびれを伴う。こういう場合は季節のせいと決めつけずに、医療機関で診てもらってください。

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