浴衣で出かけて腰がつらい方へ|一宮
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著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
夏祭りや盆踊りに浴衣で出かけたあと、腰がいつもよりつらくなった産後のお母さんへ。浴衣と下駄が腰に負担をかける理由と、行事のあとの体の戻し方をまとめました。
浴衣で出かけた翌日、腰が重い。子どもを抱っこして歩いた距離は、いつもの買い物と変わらないのに。そういう声を産後のお母さんから聞きます。
浴衣は、着ているだけで動きが変わる服です。裾が開かないように歩幅は小さくなり、膝を内に寄せて歩きます。胸元や帯が崩れないよう、上半身はまっすぐ固めたままになります。
足元は下駄です。鼻緒が脱げないように足の指でつかみながら歩くので、ふくらはぎから太ももの裏までずっと力が入っています。脚の裏側が張ると、骨盤は後ろへ引かれ、腰の動きが小さくなります。
そこに抱っこが加わります。普段なら、体を少し反らせたり、腰に子どもを乗せたりして重さを逃がしています。浴衣ではそれができません。固めた上半身のまま、腕の力だけで抱えることになります。
屋台の列に並ぶ、花火を見上げる。お祭りは立ったまま止まっている時間が長い行事でもあります。歩いているときより、子どもを抱いたまま止まっているときのほうが、腰は休めません。
産後は、骨盤まわりを支える力がまだ戻りきっていない時期です。いつもと違う歩き方、逃がせない抱っこ、人混みで立ち止まる時間。ひとつひとつは小さくても、重なると腰に出ます。
行事の後にどっと疲れるのは、体力が落ちたからとは限りません。慣れない姿勢を何時間も保っていた分の疲れです。
次に浴衣を着るときの工夫
着付けで帯をきつく締めすぎると、息が浅くなり、上半身がさらに固まります。指が一本入るくらいのゆとりを残してもらうと、抱っこのときに体を動かす余地ができます。
下駄に慣れていない方は、鼻緒のあるサンダルや、かかとにベルトのついた履き物でも十分です。足の指でつかまなくていいだけで、脚の裏側の張りは減ります。
抱っこ紐を使うなら、浴衣の上からでも着けられるよう、着付けの前に一度合わせておきます。会場ではベビーカーと交互にして、腕だけで抱える時間を短くしてください。
帰ってきた夜と、翌日にすること
帰ったら、まず足の指を手で一本ずつ広げます。鼻緒をつかんでいた指は、思っているより固まっています。ふくらはぎを下から上へ軽くさするのも一緒に。
湯船に浸かれる日は浸かってください。寝る前に仰向けで両膝を立て、左右にゆっくり倒します。固めていた腰まわりを、小さく揺らして戻していく動きです。
数日たっても腰の重さが引かない、足にしびれがある、という場合は一度診てもらいましょう。産後は1ヶ月から整体を受けていただけます。完全個室で、お子さんも同じ部屋で過ごせます。