痛みが消えても肩が固い本当の理由
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
痛みは引いたのに、肩まわりの固さだけが残ることがあります。その固さが関節や筋肉の硬さなのか、体が動きを止めているのかを見分ける方法と、動かし方の順番をまとめました。
「肩の痛みはだいぶ引いたのに、なぜか肩まわりがまだ固い」
これ、「もう治っていないのかな」と不安になる方も多いんですが、実は痛みと筋肉の硬さは別の話なんですよね。
痛みがあった時期、体は「この部分を使わないようにしよう」と、肩まわりの筋肉の動きを自動的に制限します。これ自体は体を守るための正常な反応です。
問題は、痛みが消えた後もその制限が残り続けることがある、という点です。脳が「この動きは危ない」という記憶をそのまま保ちながら、肩まわりを固め続けてしまうんです。
「痛くはないけど固い」「なんか動かしにくい」という感覚がある方は、このパターンが起きているかもしれません。
こういう場合、ただストレッチや揉みほぐしをするより、「安全に動ける」という感覚を体に再学習させていくアプローチの方が変わりやすいです。
整体でバランスを整えながら、肩が「また使っていい」と感じられる状態に戻していきます。
「痛みはないのに固い」という状態は、早めにアプローチするほど変わりやすいです。放っておくほど、かばうクセが定着してしまうので。
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自分で上げたときと、支えて上げたときを比べる
固いほうの腕を、前からゆっくり上げて、止まるところを覚えておきます。次に、反対の手で固いほうの手首を持ち、固いほうの腕は力を抜いたまま、持ち上げてみます。仰向けに寝て行うと、力が抜けやすいです。
支えたほうが明らかに高く上がるなら、関節や筋肉にはまだ動く余地があります。自分で上げるときだけ、体が手前でブレーキをかけていると考えられます。
支えても同じところで止まり、それ以上は痛みや強いつっぱりで進まない。夜、寝返りで目が覚めるほど痛む。そういう場合は関節そのものが固まっている可能性があるので、整形外科で相談してください。
痛みの出ない範囲で、小さく、何度も
ブレーキを外すには、「ここまでは動かしても何も起きない」という経験を体に重ねていきます。大きく一回伸ばすより、痛みもつっぱりも出ない範囲で、小さく十回動かすほうが向いています。
やりやすいのは、机に手を置いたまま行う方法です。手のひらを机につけ、そのまま前へ滑らせて、戻す。腕の重さを机が受けてくれるので、肩は安心して動けます。慣れてきたら、壁に手をついて上へ滑らせます。
途中で息が止まったり、肩がすくんだりしたら、範囲が広すぎます。ひとつ手前に戻してください。昨日より少し先まで行けた、という日が出てくれば、進め方は合っています。