猫背の原因が胃下垂だったという話です

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

姿勢を正しても、しばらくするとまた背中が丸まる。その戻り方に、お腹の中の支え方が関わっていることがあります。食事の前後で姿勢を見比べる方法と、先に内科で相談したい症状をまとめました。

猫背を直そうとしても、なぜかすぐ元に戻ってしまう」

意識して姿勢を正してみても、気づいたらまた丸まっている。これ、体の癖というより、内臓の位置が関係していることがあるんです。

胃が下がった状態(胃下垂)になると、体は無意識に「お腹を前に出す姿勢」か「背中を丸める姿勢」を取りやすくなります。胃が本来あるべき場所より下に位置することで、重心が変わって、骨盤が後ろに傾いたり頭が前に出たりしやすくなるんですよね。

「姿勢が悪い」「猫背を直したい」と思って整体に来られる方の中に、こうした内臓の位置の変化が背景にあるケースは実は多いんです。

姿勢だけを無理に正そうとしても、内臓の状態が変わっていなければ、また同じ姿勢に戻ってしまいやすい。猫背の本当の原因を探ることが、変化の近道だったりします。

「姿勢が悪いとずっと言われているのに変わらない」という方、一度体の全体像を見てもらってください。

意志の問題ではなく、体の構造的な原因があることも多いんです。

「頑張って姿勢を正しているのに、疲れてくるとすぐ崩れてしまう」という感覚がある方、それは正常な体の反応です。まず原因から整えていきましょう。

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愛知県一宮市大和町、はかぜ整体院です

お腹の中身を支えているのは、骨ではなく筋肉

胃や腸は、骨の枠に収まっているわけではありません。下からは骨盤の底の筋肉が、前と横からはお腹の奥の筋肉が、コルセットのように包んで位置を保っています。この支えがゆるむと中身は下へ、前へと寄っていく。下腹だけぽこっと出てくるのは、その見た目です。

お腹の重さが前に寄ると、体は倒れないように上半身を後ろへ引いてつり合いを取ります。骨盤は後ろに倒れ、背中が丸まり、頭が前に出る。背中を伸ばそうと力を入れても、前に寄った重さはそのままなので、力を抜いた瞬間に元の形へ戻ります。

胸を張る練習より、お腹の奥で支える力を戻すほうが、猫背の戻りが遅くなる人もいる。姿勢の相談で呼吸やお腹の使い方の話が出てくるのは、このつながりがあるからです。

食事の前と後で、横からの姿勢を撮る

同じ日のうちに、朝食の前と昼食のすぐ後に、横からの立ち姿を写真に撮ってもらいます。服はなるべく体の線が分かるものにして、立つ場所もそろえてください。

食後の写真で、下腹が前に出る、腰が反るか逆に丸まる、頭が前に行く。空腹時との差が大きいほど、お腹の重さに合わせて姿勢が変わっていると考えられます。差がほとんどなければ、背中や骨盤そのものの固さを見たほうが近道かもしれません。

胃もたれや食後の張りが毎日続く、食べる量が減った、体重が落ちてきた、便が黒っぽい。こうした症状がある場合は姿勢の問題として様子を見ずに、先に内科や消化器内科で診てもらってください。

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