「また痛むかも」が肩こりを強くする話
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
一度痛めた肩は、痛みが引いたあとも動かす前から身構えてしまうことがあります。痛い範囲と怖い範囲を分けて確かめる方法と、肩の痛みで先に整形外科に行きたいサインを書きました。
「この動きをすると、また痛くなるかもしれない」
そう思ったことがある方、実は多いと思います。これ、気のせいじゃなくて、脳の仕組みとして本当に痛みを強くしてしまうことがあるんです。
以前強く痛んだ経験があると、脳がその記憶を覚えています。
同じような動きをするとき、脳が「また痛むかもしれない」と予測して、無意識に筋肉を緊張させてしまうんですよね。
つまり、肩を上げる動作で一度強く痛んだ経験があると、その後は「痛くないはずの動き」でも、脳が先回りして肩まわりを固めてしまうことがある。
これが、肩こりがなかなか抜けない一因になっていることがあるんです。
「ちゃんと施術してもらったのに、また肩をすくめてしまう」という方、それは体の問題だけじゃなく、脳の「予測」が関係していることがあります。
整体では、筋肉や骨格を整えるのと同時に、安心して動ける感覚を取り戻すお手伝いもしています。
「この動きはもう痛くない」と脳が学習し直すことで、本当の意味で肩こりから抜け出せるようになります。
「なぜか肩をすくめてしまう」という方、一度ご相談ください。
サロン情報ページに施術内容をまとめています。初回4,980円でご案内しています。
愛知県一宮市大和町、はかぜ整体院です
痛みは、動かす前から始まっている
腕を上げようとした瞬間、実際に上がる前に、肩の上がすくんで首が縮む。痛めた経験のある人に多い動きです。まだどこも痛くないのに、体は痛みに備えて先に固めています。
固めた肩で腕を上げると、関節はなめらかに動けません。引っかかるように上がり、その引っかかりが違和感になる。違和感があると「やっぱり痛い」と感じ、次はもっと早く身構える。こうして、痛みの予測そのものが、こりや動かしにくさを長引かせていることがあります。
すくむ癖は、鏡の前でゆっくり腕を上げてみると見つかります。腕が肩の高さに届く前に、耳と肩の距離が縮んでいたら、動作より先に守りが入っています。
壁を使って、痛い高さと怖い高さを分ける
壁に正面から向き、指先を壁につけて、指で壁を登るように腕を上げていきます。「このあたりから嫌だな」と感じた高さに、マスキングテープを一枚貼る。そこから少しだけ先へ進み、本当に痛みが出た高さにもう一枚貼ります。
二枚のテープのあいだに差があれば、その幅は体が怖さで止めている範囲です。毎日同じやり方で測ると、怖いほうのテープは少しずつ上がっていくことがあります。痛いほうのテープより先へは、無理に登らないでください。
夜中にうずいて目が覚める、腕が途中からまったく上がらない、転んで手をついてから痛む、腕や手にしびれがある。こうした場合は、怖さの問題ではなく肩の関節や腱に傷みがあることもあるので、整形外科で先に診てもらってください。