産後から腰が痛い、その腰痛、諦めないでほしいんです
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
出産してから何年も経つのに、腰の痛みが抜けない。産後の体に残りやすいお腹の変化を家で確かめる方法と、子どもが大きくなってからも腰に負担をかけている場面をまとめました。
「産後からずっと腰が痛い」「子どもを抱っこしてから腰がおかしくなった」
出産後に腰痛が始まって、何年もそのまま――という40代の方、整体院に来られるケースが本当に多いんです。
産後は骨盤を支える靭帯や筋肉が緩んだ状態になっています。
本来はケアをしながら少しずつ戻っていくものなんですが、育児で抱っこ・授乳・お世話の前かがみ姿勢が続くと、回復が追いつかないまま骨盤のゆがみが定着してしまうことがあるんですよね。
そのゆがんだ骨盤の状態が何年も続くと、腰まわりの筋肉がずっと余計な緊張を強いられて、慢性腰痛になりやすくなります。
「産後から腰が弱くなった」と感じている方は、このパターンが多いです。
「産後何年も経ってるのに、今さら整体に行っても変わらないんじゃないか」と思っている方も多いんですが、そんなことはないんですよね。
骨盤は何年経っていても整えることができます。
「自分に合った施術なのか、まず知りたい」という方は、
お腹の真ん中の筋肉が、離れたままになっていないか
妊娠中はお腹が大きくなるにつれて、お腹の前で左右の筋肉をつないでいる部分が引き伸ばされます。多くは産後に少しずつ戻っていきますが、幅が開いたまま残る人もいます。お腹の前で体を支える力が弱いと、そのぶん腰の筋肉が働き続けることになります。
確かめるときは、あおむけで膝を立て、おへその上に指を2〜3本、横向きにそろえて置きます。そのまま頭と肩を少しだけ床から浮かせてください。お腹の真ん中に指が沈み込む溝がある、あるいは真ん中が山のように盛り上がる。そういう場合は、筋肉の間が開いているのかもしれません。
指が何本も入るほど開いている、盛り上がりが大きい、お腹に痛みがある。こうした場合は上体を起こす腹筋運動は控えて、産婦人科や整形外科で相談してください。開いた部分をさらに押し広げてしまうことがあります。
抱っこが終わっても、腰に残る動き
子どもが歩けるようになると、抱っこの回数は減ります。代わりに増えるのが、低い位置での世話です。靴を履かせる、床に散らばったおもちゃを拾う、チャイルドシートのベルトを留める。どれも腰を丸めて、ひねりながら手を伸ばす動きです。
しゃがんで目線を下げてから手を出す。車では、子どもの座る側のドアに体ごと向き合ってからベルトを留める。ひねりを足で済ませるだけで、腰が引き受ける量は変わります。
腰の痛みと一緒に、生理のたびに痛みが強くなる、尿もれが続く、骨盤の前の恥骨のあたりが痛む。こうした変化があるなら、腰だけの問題と決めずに婦人科でも相談してみてください。