長引く肩こり、その原因は「腕の疲れ」かもしれません
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
腕の疲れが肩こりにつながっているなら、パソコン作業での手首の角度から見直す価値があります。前腕に負担が集まるキーボードとマウスの使い方と、腕をほぐす前に確かめたい肘や手首の痛みをまとめました。
「毎日肩が重い」「マッサージしてもすぐ戻る」
そんな慢性的な肩こりに悩んでいませんか?一生懸命肩を揉んでも改善しないなら、根本原因は「肩」ではなく、実は「腕の疲れ」にあるかもしれません。
現代人はPCやスマホ作業で知らず知らずのうちに腕を酷使しています。
この「腕のコリ」が、巡り巡って頑固な肩こりを引き起こしているケースが非常に多いのです。
・なぜ「腕」が肩こりの原因になるの?
その鍵は、筋肉を包む「筋膜」の繋がりにあります。
指先から腕、肩、首へは「アームライン」という筋膜で繋がっています。
デスクワークやスマホ操作で指や手首を動かす「前腕(肘から下)」の筋肉が疲労して硬くなると、繋がっている筋膜が引っ張られ、最終的に肩や首の筋肉まで緊張して固まってしまいます。
つまり、症状が出ているのは「肩」でも、本当の原因(加害者)は「腕」というパターンが多いのです。
・あなたの「腕コリ」度チェック
もし、「前腕(肘から手首の間)を親指で押すと硬い・痛い場所がある」「手首を回した時に動きが硬い」と感じるなら、腕の疲れが溜まっている証拠です。ここをほぐすことで、肩が軽くなる可能性があります。
・今日からできる!腕コリ解消法
1.座ったまま「腕ほぐしストレッチ
デスクワークの合間、1~2時間に1回行うのがおすすめです。
腕を前に伸ばし、手のひらを上に向けます。反対の手で指先を持ち、自分の方へ反らせて前腕の内側を気持ちよく20秒伸ばします。
次に手の甲を上に向け、同様に反対の手で押さえて自分の方へ曲げ、前腕の外側を20秒伸ばします。左右両方行いましょう。
2. 寝る前の「前腕マッサージ&ツボ押し」
1日の終わりに、お風呂上がりなどに行うと効果的です。
母指球ほぐし:スマホ操作で特に疲れる、手のひらの親指の付け根のふくらみを揉みほぐします。
ツボ「手三里(てさんり)」押し:肘を曲げた時にできるシワの外端から、手首に向かって指3本分下のあたりにあるツボを、痛気持ちいい強さでゆっくり押します。
まとめ
しつこい肩こりを根本から解消するには、「肩」だけでなく「腕」からのアプローチが欠かせません。
筋膜の繋がりによって、腕の緊張が肩へと連鎖してしまうからです。
ぜひ今日から腕のケアを取り入れ、頑張っている腕をいたわってあげてください。それが肩こりから解放される近道になるでしょう。
手首が反ったまま打っていないか
キーボードの裏の脚を立てて、奥を高くして使っていないでしょうか。打ちやすく感じますが、手首は甲の側へ反った形になり、指を持ち上げる前腕の外側の筋肉が、打っているあいだずっと働き続けます。
確かめるには、打っている手を横から見てください。手の甲から前腕までがおおよそ一直線ならいい形です。手首のところで山のように折れているなら、脚をたたんで平らにするか、手前に薄いタオルを置いて手首の高さをそろえます。
マウスは、手首だけを左右に振って動かすと前腕が休めません。机に前腕を乗せて、肘から先ごと動かすようにします。マウスが体から遠い位置にあると肩まで前に出るので、キーボードのすぐ横まで寄せてください。
ほぐす前に、肘と手首の痛みを見ておく
前腕を押すと硬くて痛い、というのは疲れの目安になります。ほぐすときは、痛気持ちいいより手前の強さで。強く押しすぎると、翌日に押した場所そのものが痛むことがあります。
気をつけたいのは、痛む場所が筋肉の真ん中ではなく、肘の外側の骨の出っぱり近くや、手首の親指側に集まっているときです。ペットボトルのふたを開ける、タオルを絞る、フライパンを持ち上げるといった動きでその一点が痛む。こうした痛みは、腱のまわりに炎症が起きていることがあります。
その場合は揉んだりツボを強く押したりせず、使う量を減らすのが先です。痛みが続く、腫れている、夜もうずくというときは整形外科で診てもらってください。