肩こりが治らないのは睡眠の質が原因?

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

しっかり寝たはずなのに、朝から肩が重い。肩こりと眠りは互いに影響し合います。朝の肩の状態から眠りを振り返る見方と、肩こりより先に医療機関で確かめたい眠りのサインをまとめました。

肩こりと睡眠には深い関係があります。
肩や首の筋肉がこると血流が悪化し、脳への酸素供給が低下して眠りが浅くなります。
寝ても疲れが取れにくく、肩こり→不眠→肩こり悪化という悪循環に陥ることも少なくありません。

また、睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こし、筋肉の緊張を強めます。
特にデスクワークやスマホ操作が多い人は、首や肩まわりが固まりやすく、眠っても体が回復しにくい状態に。質の良い睡眠をとることは、筋肉のリセットや血流改善に欠かせません。

さらに、寝具や寝姿勢も肩こりの原因になります。
枕が高すぎると首が前傾して筋肉が張り、低すぎると首が支えられず負担が増します。
理想は、仰向けで寝たときに顔が少し上を向く高さ。
寝姿勢も「うつ伏せ」は避け、背骨のS字カーブを保つことがポイントです。

睡眠と肩こりを同時に改善するには、寝る前のリラックス習慣が効果的です。
スマホの使用を控え、ぬるめの湯船にゆっくり浸かって体を温めましょう。
副交感神経が優位になり、筋肉の緊張が緩みます。
さらに、就寝前に肩甲骨をゆっくり回すなどのストレッチを行うと、血流が良くなり深い眠りに入りやすくなります。

それでも肩こりや不眠が続く場合は、整体で体のバランスを整えるのがおすすめです。
歪みを整えることで自律神経が安定し、血流と筋肉の状態が改善します。
自宅では軽い体操や呼吸法を習慣づけ、リラックスできる体づくりを意識しましょう。

肩こりを根本から改善するには、睡眠の質を高めることが欠かせません。
心と体の緊張をほぐし、ぐっすり眠れる体を整えることで、朝スッキリと目覚める日常を取り戻しましょう。

起きた直後と昼前の肩を比べて、夜の過ごし方を見る

朝起きた直後の肩の重さと、動き始めて2〜3時間たった昼前の重さを比べてみてください。起きた直後がいちばん重く、動くうちに軽くなるなら、寝ているあいだの姿勢や枕、寝る前の過ごし方に手がかりがあるかもしれません。

反対に、朝は軽くて、仕事や家事を進めるほど重くなっていくなら、原因は日中の姿勢や作業のほうに寄っています。この場合、寝具を買い替えても変化は出にくいことがあります。

寝る前の1時間にスマホを見ている人は、その姿勢も思い出してみてください。布団の中で横向きに寝転がり、片肘をついて画面を見る。仰向けで両腕を上げてスマホを持つ。どちらも、肩が休まる形ではありません。寝る前は画面から離れて、肩を布団に預けたまま過ごす時間を作ってみてください。

肩こりより先に、眠りそのものを診てもらいたいとき

家族に大きないびきを指摘される、寝ているあいだに呼吸が止まっていると言われた、夜中に何度もトイレで目が覚める。こうしたことがあると、寝ている時間は長くても、体が十分に休めていないことがあります。

日中に会議や運転中でも強い眠気が来る、朝起きたときに頭が痛い、という場合も同じです。肩や首のこりはそれに伴って出ているだけかもしれません。

このようなときは、肩をほぐすより先に、睡眠外来や呼吸器内科、耳鼻咽喉科などで眠りの状態を調べてもらうことをおすすめします。眠りの問題が落ち着いたうえで肩のこりが残るなら、そのとき整体を考えても遅くありません。

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