寒さが肩こりを悪化させる?その原因と予防法
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
寒い季節の肩こりは、冷えだけが理由ではありません。冬の上着の重さや襟の形も、肩に仕事を増やしています。上着の選び方と、家で手軽にできるホットタオルの作り方・当て方をまとめました。
寒い季節になると「肩が重い」「こりが取れない」と感じる人が増えます。
これは、寒さが血流や筋肉に大きく影響しているためです。
冷たい空気にさらされると体は熱を逃がさないように筋肉を縮めます。そ
の結果、首や肩まわりがこわばり、血行が悪くなって“肩こり”が起きやすくなるのです。
寒さで血管が収縮すると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かず、老廃物が溜まりやすくなります。これが痛みや重だるさの原因です。
また、寒いと自然に体をすくめる姿勢になり、肩や首に余計な力が入り続けることで、さらに筋肉が緊張します。
このような悪循環が、冬場の肩こりを引き起こしているのです。
さらに、寒い時期の姿勢や行動も肩こりを悪化させます。
寒さを避けようとして肩をすくめたり、デスクワーク中に首を前に出した姿勢を続けたりすると、筋肉が固まります。
こうした姿勢のクセは気づかないうちに慢性化し、肩こりの原因になります。
改善の第一歩は「体を温めること」です。
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かって体の芯まで温めましょう。
さらに、首や肩を冷やさないようにマフラーやカイロを活用するのもおすすめです。
温かい飲み物を選んだり、軽い運動を取り入れたりすることで、血流の巡りが良くなり、筋肉のこりがやわらぎます。
また、ストレッチも効果的です。
両肩をすくめてストンと下ろす、首をゆっくり回すなど、1日数回の簡単な動きで筋肉がほぐれ、血流が改善されます。
ホットタオルを首や肩に当てるのも手軽なセルフケア方法です。
寒さによる肩こりは、冷え・血行不良・筋肉の緊張が原因です。
毎日の生活で体を温め、正しい姿勢とストレッチを心がければ、肩こりのつらさはぐっと軽減します。
冬でも快適に過ごせる“温かい身体づくり”を意識して、巡りの良い健康な体を維持しましょう。
冬の上着は、重さと襟の形で肩の仕事が変わる
厚手のウールのコートは暖かい反面、重さがそのまま肩に乗ります。朝から夕方まで着ていると、肩は一日じゅう上着を支えていることになります。ダウンや中綿のように軽くて暖かい上着のほうが、肩の負担は少なくて済みます。
襟の形も見てください。首元が開いた上着だと、寒さから首を守ろうとして肩をすくめ、あごを引き込むような姿勢になります。マフラーやネックウォーマーで首を覆うと、この身構えがほどけやすくなります。
ポケットに手を入れて歩く癖がある方は、肩が内側に入ったまま固まりやすく、つまずいたときに手が出にくいので気をつけてください。手袋をして、腕を軽く振って歩くほうが、肩にも安全にもやさしい歩き方です。
ホットタオルの作り方と、当てる場所
フェイスタオルを水で濡らして固く絞り、たたんで電子レンジで温めます。いきなり長く加熱せず、数十秒ずつ様子を見ながら温めてください。取り出すときは熱くなっているので、端をつまんで広げ、手首の内側に当てて熱すぎないかを確かめます。
当てる場所は、首の付け根から肩にかけて。うつ伏せになれない場合は、椅子の背にもたれて、首の後ろにかけるだけでも構いません。冷めてきたら外して、5分ほどで終わりにします。
乾いたタオルを上から重ねると、冷めにくくなります。温めたあとに、両肩をゆっくりすくめてストンと落とす動きを数回すると、ゆるんだ感じがわかりやすいです。皮膚が赤くなりすぎる、ひりひりするときはすぐに外してください。