冷え性の原因と改善方法|なぜ手足が冷えるのか
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
手足の冷えには、血のめぐりや自律神経、筋肉の量などがからんでいます。記事の温活に加えて、自分の冷えがどこから始まっているかを手で確かめる方法と、整体が向く冷え・先に病院で調べたい冷えの見分け方をまとめました。
冷え性とは、体の特定の部位、特に手足が慢性的に冷たく感じる症状を指します。
単なる寒がりとは異なり、夏の冷房環境でも強く冷えを感じることが多く、日常生活に支障をきたす場合もあります。
冷え性は血流の滞りや自律神経の乱れ、生活習慣などが複雑に関わる「体からのサイン」といえるでしょう。
大きな原因の一つは血流の悪化です。
運動不足や筋肉量の低下で血液が末端まで届かず、手足が冷えやすくなります。
また、自律神経の乱れによる体温調節の不具合、偏った食事やストレス、長時間同じ姿勢も冷え性を悪化させる要因です。
特に女性に冷え性が多いのは、男性に比べ筋肉量が少なく熱を生み出す力が弱いこと、さらにホルモンバランスの変化で自律神経が乱れやすいことが背景にあります。
加えて、過度なダイエットや薄着も冷えを助長します。
冷え性を放置すると、肩こり・頭痛・便秘・不眠といった不調を引き起こす可能性があります。
血流が滞ることで代謝や免疫力が低下し、女性の場合は生理痛や不妊リスクにつながることもあります。
冷え性は「不快」だけでなく健康全般に影響を与える問題なのです。
改善のためには、生活習慣の見直しが欠かせません。
軽い運動で筋肉量を増やし、入浴で体を温めて血流を促進しましょう。
食事では根菜類や発酵食品、たんぱく質を意識して摂ることが効果的です。さらに靴下や腹巻きで体を温める「温活」、リラックス時間を設けて自律神経を整えることも重要です。
冷え性は小さなサインに見えて、放置すると心身に大きな影響を及ぼす症状です。
日々のセルフケアで体を温め、血流と自律神経を整えることが、健康で快適な毎日につながります。
手の甲で、冷えの境目を探す
お風呂に入る前、手の甲を使って自分の体を順に触ってみます。お腹、腰、お尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足首。手のひらより手の甲のほうが、温度の差に気づきやすいです。
足先だけが冷たいと思っていた方でも、触っていくとお尻や腰のあたりからもう冷たい、ということがあります。そこが境目です。靴下を重ねても変わらなかった方は、温める場所が先のほうすぎたのかもしれません。腹巻きやひざ掛けで境目のあたりを温めると、足先の感じが変わることがあります。
座りっぱなしの方は、お尻と太ももの裏が境目になりやすいです。椅子に押されて、長い時間動かない場所だからです。一時間に一度立って、かかとの上げ下ろしを十回。ふくらはぎを動かすだけでも、足の温まり方が違ってきます。
整体が向く冷え、先に調べたい冷え
肩や腰のこわばりと一緒に出ている冷え、デスクワークの日ほどひどい冷え、動いたあとは少し楽になる冷え。こういう冷えは、姿勢や筋肉のこわばりが関わっていることが多く、整体で体を動かしやすくする意味があります。
片方の手足だけが冷たい、指の色が白や紫に変わる、歩くとふくらはぎが痛くなって休むと戻る。こうした冷えは血管などの病気が隠れていることがあるので、先に医療機関で診てもらってください。
強いだるさやむくみ、急な体重の変化、月経の乱れを伴う場合も同じです。甲状腺や貧血、ホルモンの影響で冷えることもあります。調べて何もなければ、安心して体のほうに取り組めます。