夏に出やすい痛みの症状
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
夏に肩こりや腰痛、頭痛が強くなるのは、冷房の冷え、水分不足、寝不足が重なるためと考えられます。記事の対策に加えて、汗をかいたあとの冷えへの備えと、寝苦しい夜が続くと痛みを感じやすくなる理由をまとめました。
夏は体が元気に動ける季節と思われがちですが、実は肩こり・腰痛・頭痛など、体の痛みが悪化しやすい時期でもあります。
その理由のひとつが「冷え」。
エアコンの効いた室内で長時間過ごすと、体が冷えて血流が悪くなり、筋肉がこわばって痛みを感じやすくなります。
特に肩や腰は冷えの影響を受けやすく、慢性的な不調につながることもあります。
さらに、夏は汗をかきやすく、水分不足にもなりがちです。
脱水状態が続くと筋肉に十分な水分や栄養が行き渡らず、疲労物質が溜まり、痛みやだるさを引き起こします。
加えて、寝苦しさによる睡眠不足や、冷たい飲み物や食事による胃腸の不調も、自律神経を乱し痛みを悪化させる原因となります。
対策としては、まずエアコンの風が直接当たらないようにし、設定温度は26~28℃を目安に。
冷え対策として、薄手の羽織ものや靴下を活用しましょう。
また、1日1.5~2リットルを目安にこまめな水分補給を心がけることも大切です。
食事では、筋肉の修復を助けるたんぱく質や、血流を促すビタミンB群を意識的に摂るようにしましょう。
さらに、軽いストレッチやウォーキングなどで筋肉をほぐし、血行を促進することも有効です。
夏の痛みを防ぐためには、冷え・水分不足・睡眠の質の低下など、日常生活の小さな習慣を見直すことが鍵。
体の不調を感じたら、まずは生活リズムを整え、自分の体をいたわる時間をつくってみてください。
汗をかいたまま涼しい部屋に入る、その数分
夏の冷えでいちばん急なのは、冷房そのものより、汗で濡れた服のまま涼しい場所に入ったときです。外から帰ってスーパーや職場に入った瞬間。汗が乾くときに体の熱を持っていくので、背中や首の後ろが一気に冷えます。
冷えた筋肉はこわばります。とくに首の後ろと肩甲骨のあいだは汗をかきやすく、えり元から冷気も入る場所です。夕方になると首が回らない、という夏の肩こりは、この数分の積み重ねかもしれません。
できることは単純です。小さなタオルを一枚持ち、建物に入る前に首の後ろと背中の汗を拭く。通勤で汗をかく方は、背中に汗取りのタオルを一枚はさんでおいて、着いたら抜く。羽織ものを一枚足すより、濡れたものを肌から離すほうが先です。
眠れない夜が続くと、同じこりが強く感じる
寝不足の日は、いつもの肩こりがいつもより重く感じます。眠りが足りないと痛みを感じやすくなることが知られていて、体の状態は同じでも、受け取り方が変わります。
夏は寝苦しさで夜中に目が覚めやすく、冷房を切ると暑くて起き、つけたままだと明け方に冷える。どちらでも眠りは浅くなります。風が体に直接当たらない向きにして、お腹と腰にだけタオルケットをかける。それだけで朝の体の重さが違う方がいます。
夏のあいだ痛みが増えた方は、こりそのものを何とかしようとする前に、眠れているかどうかを先に見てください。眠りが戻ると、痛みも一段下がることがあります。