エンジニアの方の肩こりと解決方法
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
肩こりが左右どちらか片側だけ強い、という方は少なくありません。利き手側に偏る理由と、モニターの高さより先に見ておきたい肘の位置についてまとめました。
エンジニアという職業は、長時間のパソコン作業や座りっぱなしの姿勢が日常。
肩こりは“職業病”とも言える悩みです。
「肩が重い」「首まで痛い」といった不調に悩まされる方は多いのではないでしょうか。
肩こりの大きな原因は、同じ姿勢を続けること。
とくに猫背気味で前かがみになり、首を突き出すような姿勢は肩や背中に強い負担をかけます。
また、マウスやキーボードを使う手が常に緊張状態にあることも、筋肉のこわばりや血行不良を引き起こします。
これを放っておくと、頭痛・集中力低下・眼精疲労を招き、仕事のパフォーマンスにも悪影響が出ます。
さらに、慢性化すれば頚椎症など重い症状に発展する恐れもあるため、早めの対処が必要です。
対策としては、まず「1時間に1回立ち上がる」「肩を回す」といったこまめな動きが効果的。
次に「モニターを目線の高さに調整する」「椅子の高さを調整する」といったデスク環境の見直しも大切です。
加えて、肩甲骨を寄せるようなストレッチを毎日取り入れると、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。
「忙しくて運動する時間がない」という方でも、1分でも良いので習慣にできるケアを始めてみましょう。小さな積み重ねが、つらい肩こりの解消につながります。
片側だけ凝るときに見るところ
両肩が同じように張るのではなく、マウスを持つ側だけが重い。この形はよく聞きます。原因は手ではなく、腕を支えている肩のほうにあります。
マウスを使う腕は、キーボードより体の外側で、しかも前に出た位置にあります。この位置で腕を浮かせていると、腕の重さを肩が支え続けることになります。文字を打っている時間より、考えながらマウスに手を置いている時間のほうが長い日は、その姿勢が一日続きます。
見直すのは、マウスの位置を体へ近づけられるかどうかです。キーボードを少し左へずらす、テンキーのないものに替える。それだけで腕が外へ開く角度が浅くなります。
画面の高さより先に、肘の置き場所
姿勢の話ではモニターの高さがよく出てきますが、先に決まるのは肘の高さです。肘が置けないと、肩は腕の重さを持ち上げ続けることになり、そこから首の付け根が張ってきます。
机に前腕を乗せられる深さがあるか、椅子の肘掛けが机の高さと合っているかを見てください。肘が体の横で直角くらいに曲がり、肩が上がっていない位置が目安です。肘掛けが高すぎると、乗せているあいだずっと肩がすくんだ形になります。
肘の置き場所が決まってから、画面の高さを合わせます。順番が逆だと、画面へ目線を合わせるために腕のほうが無理な位置へ行きます。