年の五十肩の悩みと解決方法
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
五十肩は動かしたほうがいいとも、動かさないほうがいいとも言われます。この答えが時期によって入れ替わることと、いま自分がどのあたりにいるのかを夜の痛み方から見る方法をまとめました。
・肩が上がらない
・夜中にうずいて眠れない
など、五十肩に長年悩まされている方は少なくありません。病院で治療を受けても改善せず、半ばあきらめてしまっている方も多いのではないでしょうか。
五十肩は肩関節周囲炎とも呼ばれ、肩の関節やその周辺の筋肉・靱帯の炎症によって引き起こされます。
加齢による柔軟性の低下や、姿勢の悪さ、運動不足などが複合的に関与しています。
よくある誤解が
「痛いから動かさない方が良い」
というもの。
しかし慢性期に入った五十肩では、動かさないことで肩関節がさらに固まり、症状が長引くことがあります。適切なケアと軽い運動が、改善への第一歩です。
【五十肩改善のための3つのポイント】
1. 温める:入浴や温熱パックで血流を促進
2. 動かす:痛みのない範囲で可動域を少しずつ広げる
3. 姿勢を整える:猫背や巻き肩を正し、肩への負担を減らす
また、自宅でできる簡単なセルフケアとして、「壁を使った腕上げ運動」や「肩甲骨を寄せるストレッチ」なども有効です。無理のない範囲で継続することが、改善への鍵となります。
「もう歳だから…」とあきらめる必要はありません。正しい方法で丁寧にケアを続ければ、五十肩は必ず良くなっていきます。今こそ、自分の体と向き合うタイミングです。
答えが入れ替わるのは、時期が違うから
五十肩の経過は、ひとつの状態が続くのではなく、性質の違う時期をたどっていくと言われています。痛みが強く出ている時期と、痛みは引いてきたのに動きが固まってくる時期とでは、肩の中で起きていることが違います。
痛みが強い時期に無理に動かすと、かえって痛みが長引くことがあります。固まってくる時期に動かさずにいると、動く範囲がそのまま狭まっていくことがあります。動かす・動かさないの答えが人によって違って聞こえるのは、話している時期が違うからです。
だから最初に決めるのは、運動の種類ではなく、いま自分がどちらに近いかです。ここを取り違えると、正しいはずの運動が裏目に出ます。
夜の痛み方が、いまの時期を教えてくれる
目安になるのが夜です。じっとしていてもうずく、寝返りで目が覚める、腕の置き場所がない。こうした夜の痛みが強いあいだは、動かす量を増やす時期ではありません。痛みの出ない範囲で腕を体から離さずに支えておくほうが落ち着くことがあります。
夜は眠れるようになったのに、服を着る、髪を結ぶ、背中に手を回すといった動きだけができない。この段階まで来ていれば、動く範囲を少しずつ広げていく時期に入っていると考えられます。翌日に痛みが残らない範囲が、その日の上限です。
転んで手をついたあとから上がらなくなった、力が入らず腕が落ちてしまう、痛みに加えて熱っぽさがある。こうした場合は五十肩以外の可能性もあるので、整形外科で確認してください。