女性看護師に多い肩こりの原因と対策まとめ

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

移乗の介助で肩に来る人と、そうでない人がいます。分かれ目は力の強さではなく、腕で引くか足を踏み替えるかにあります。現場で変えられるところと、勤務のあいだに挟める戻し方をまとめました。

「肩が重い」「首まわりがガチガチ」──
そんな肩こりの悩みを抱えている女性看護師さんはとても多いです。
看護師という仕事は、患者さんのケアや体位変換、ナースコール対応など身体的負担が大きく、肩まわりに強いストレスがかかりやすいのが特徴。
さらに、不規則な勤務や緊張感の続く現場では、筋肉の緊張が抜けにくく、慢性的な肩こりへとつながっていきます。

肩こりを引き起こす主な要因は、以下のような看護業務特有の動きです。
・患者さんの移乗介助や体位変換などの力仕事
・中腰姿勢や前かがみでの処置
・電子カルテの長時間入力による猫背
・小走りでの移動、ストレッチする余裕のなさ

これらが積み重なることで、僧帽筋や肩甲骨まわりの筋肉が固まり、血行不良や神経圧迫を引き起こします。

放っておくと、頭痛や吐き気、腕のしびれといった症状に発展することも。
集中力の低下や疲労の蓄積にもつながり、仕事のパフォーマンスにも影響します。

では、忙しい看護師さんでもできる肩こり対策は何でしょうか?

おすすめのセルフケアは以下の3つです。
1. 肩甲骨寄せ深呼吸:肩を引いてゆっくり呼吸するだけで血流UP
2. 壁を使った腕のストレッチ:前側の肩まわりをしっかり伸ばす
3. 蒸しタオルで温める:筋肉の緊張を緩和し、副交感神経を活性化

また、肩こりを予防するには、普段の姿勢を意識することや、休憩中のこまめなストレッチ、力任せにならない介助方法の習得も有効です。
クッション性の高い靴や疲労軽減マットを導入するのも効果的。

肩こりは「仕方ない」とあきらめるのではなく、日々の小さな意識と工夫で改善できます。
体も心も健やかに働くために、今日から少しずつ対策を始めてみませんか?

腕で引くと肩、足を踏み替えると体幹

ベッドから車椅子へ、という場面で患者さんを自分のほうへ引き寄せるとき。腕の力で引くと、支える仕事は肩と首の付け根に集まります。自分の足を先に移動先の方向へ踏み替えて、体ごと向きを変えると、同じ動作でも使うのは脚と体幹になります。

見分けるのは簡単で、介助のあとに息が上がるか、肩だけが張るかです。脚を使えているときは全身が疲れますが、肩の一点に残る感じは出にくくなります。肩だけ張るなら、腕で片づけている可能性があります。

ベッドの高さも関わります。低いまま介助すると前かがみが深くなり、腕を伸ばして引くしかなくなります。上げ下げの手間を惜しまないほうが、結果として体は残ります。

小走りと電子カルテのあいだに、一度戻す

病棟の一日は、走る時間と座って入力する時間が交互に来ます。入力中は腕を前に出したまま止まり、その直後に小走りで移動する。体は縮んだ形のまま次の動きへ入ります。

挟むなら、肩を回すより先に胸の前側です。廊下の壁や柱に片手をついて、体を反対側へゆっくり向ける。それだけで縮んでいた側がひらきます。左右に十秒ずつ、カルテの前を離れるタイミングで入れられます。

肩の張りに、腕のしびれ、握力の低下、手が冷たくなる感じが混ざるときは、張りとは別の仕組みが関わっている可能性があります。勤務を続けながら様子を見ず、整形外科で確認してください。

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