肩こりケアを習慣化する時間術と折れないマインド作り
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
肩こりのケアを始めても、気づけば三日で止まっている。そんな方に向けて、ケアを毎日かならずする動作にくっつける決め方と、途切れたあとの戻り方を先に用意しておく方法をまとめました。
多くの人が肩こりに悩みながらケアを後回しにするのは、時間が足りないからではなく優先順位の設定に原因があります。
痛みは集中力を削ぎ、仕事の効率を著しく下げます。ケアを余暇の付け足しではなく、一日のパフォーマンスを維持するための重要タスクとして再定義することから始めましょう。
「1分単位の隙間時間を黄金に変える」
まとまった時間を確保しようと意気込む必要はありません。
お湯が沸くのを待つ間やパソコンの起動中など、日常に溢れる1分程度の隙間時間を活用してください。
1回1分のストレッチを1日10回行えば、合計10分の立派なケアになります。
ジムに行く時間はなくても、1分なら誰でも捻り出せるはずです。
「完璧主義を捨てて仕組みを作る」
習慣化のコツは、ハードルを極限まで下げることです。
疲れて何もしたくない日は、首を一度左右に回すだけでも合格点を与えてください。
3日坊主を100回繰り返せば、それは立派な継続です。
また、ストレッチ用の道具を常に目に入る場所に置くなど、意志の力に頼らず、考えなくても体が動く仕組みを整えることも有効です。
「自分への投資というポジティブな動機付け」
ケアを面倒な義務と捉えるのは今日で終わりにしましょう。
これは将来の自分が快適に過ごすための先行投資であり、自分を労わる大切なご褒美の時間です。ケアをした後の体の軽さや視界の明るさに意識を向けることで、脳はケアを快感として学習します。
自分を大切にするマインドこそが、痛みから解放されるための最短ルートです。
ケアの合図は、毎日かならずする動作にする
続くかどうかは、やる気より、思い出すきっかけがあるかで決まります。時間があるときにやろう、と思っていても、時間ができた瞬間には別のことを考えていて、ケアは頭に浮かびません。
そこで、一日に必ず一回はする動作を探して、その直後にケアを置きます。朝、ドライヤーを片付けたら肩を三回すくめて落とす。車のエンジンを切ったら、座ったまま首を左右にゆっくり倒す。夜、スマホを充電器に挿したら、胸を開いて深呼吸を二回。
決めた組み合わせは紙に書いて、その動作をする場所に貼っておきます。洗面所の鏡、車のハンドルの横、ベッドの枕元。紙を見なくても体が動くようになったら、次の組み合わせを一つだけ足してください。
途切れた日の戻り方を、先に決めておく
三日で止まること自体は、珍しくありません。困るのは、一度途切れると「また今度ちゃんと始めよう」と、再開の日がどんどん遠のくことです。
だから、止まりそうなときの最小版を決めておきます。どんなに疲れた日でも、首を一回だけ倒す。これだけは続ける、という線を低いところに引いておくと、途切れた翌日にも戻りやすくなります。
やってみて痛みが増すストレッチは、続けるより止めるほうを選んでください。動かしたあとに腕がしびれる、夜になってもずきずきする。そういう反応があるなら、方法が今の体に合っていない可能性があります。痛みを我慢して続けることは、習慣づくりとは別の話です。