頭痛がするほど辛い肩こりを良くする5つの方法とケア
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
頭痛がするほどの肩こりに、後頭部を押したり温めたりしてしのいでいる方へ。自分でほぐすときの力のかけ方と、頭痛が始まる時間帯から見直す場所を絞る考え方をまとめました。
「痛みの正体を知る」
頭痛を伴う肩こりの多くは、緊張型頭痛に分類されます。
首や肩の筋肉が過剰に緊張することで血流が滞り、後頭部を締め付けるような痛みが生まれます。まずはこの硬直を解くことが、痛みの連鎖を止める第一歩です。
「 即効リセット術」
今すぐ楽になりたい時は、後頭部の髪の生え際にあるくぼみを親指で優しく押し上げてください。ここは視神経とも繋がっており、数分間じわっと圧をかけるだけで脳への血流が改善し、目の奥の重みもスッキリします。
無理に揉むのではなく、深呼吸に合わせてゆっくり刺激するのがコツです。
「温熱パワーの活用」
慢性的な硬直には、熱の力を利用した血流改善が極めて効果的です。
蒸しタオルや温熱シートで首の付け根を温めると、血管が広がり疲労物質が流れやすくなります。夜は39度程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かり、全身の緊張をほどく時間を確保してください。
「習慣の見直し」
一時的な対処で終わらせないためには、自律神経を整える習慣が欠かせません。
ストレスや寝不足は交感神経を優位にし、無意識に肩を強張らせます。
寝る前のスマートフォンを控え、質の高い睡眠をとることで、筋肉が緊張しにくい体質へと変わっていきます。
「受診の目安」
セルフケアで改善しない激痛や、手足のしびれ、視覚異常を伴う場合は注意が必要です。
これらは重大な疾患のサインである可能性があるため、迷わず整形外科や脳神経外科を受診してください。
「まとめ」
頭痛がするほどの肩こりは体からのSOSです。
後頭部のリリースや温熱ケアで物理的な緊張を取り除き、日々の休息で自律神経を整えましょう。適切なケアと正しい知識を持つことが、痛みから解放された健やかな毎日を取り戻すための鍵となります。
後頭部をほぐすなら、指で押し込むより頭の重さで
後頭部の生え際、首の骨の両脇にあるくぼみは、頭痛のときに押したくなる場所です。首を支える小さな筋肉が集まっていて、画面をのぞき込む姿勢が続くと固くなりやすいところでもあります。
首を反らせたまま、親指でぐいぐい押し込むのは避けてください。首の後ろが詰まった形のまま圧をかけることになり、かえって頭痛が強まる人もいます。
自分でやるなら、フェイスタオルを固めに丸めてくぼみの下に置き、仰向けに寝る方法が手軽です。頭の重さだけで圧がかかるので、強くなりすぎません。目を閉じて、ゆっくり吐く呼吸を一、二分。途中で頭痛が強まる、腕や手にしびれが出る、めまいがする。そんなときは、すぐにやめてください。
頭痛が始まる時間帯で、見直す場所を絞る
緊張型の頭痛は、同じ姿勢や疲れが積み重なるほど強くなりやすいので、始まりやすい時間帯に傾向が出ることがあります。いつ始まることが多いかで、先に見直す場所を絞れます。
起きたときからもう重いなら、寝ている間の姿勢や歯の噛みしめ。お昼を過ぎてから締めつけてくるなら、午前中の画面との距離や座り方。夕方から夜にかけてなら、一日のなかで体をゆるめる時間が取れていないのかもしれません。休みの日にだけ出る頭痛は、寝過ぎや、平日に飲んでいるコーヒーを休日に抜いたことが関わっている場合もあります。
朝の頭痛が日に日に強くなっている、吐いてしまう、痛みで夜中に目が覚める。こうした場合は、時間帯の工夫で様子を見ずに医療機関で診てもらってください。