腰痛の正体とは?原因と仕組み

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

腰痛の原因が一つではないと知って、自分はどれなのか気になった方へ。画像検査で椎間板の変化やヘルニアが見つかったときの受け止め方と、腰を鍛えようとして上体起こしから始める前に試したい動きをまとめました。

腰痛は、腰まわりの痛み・張り・重だるさなどが続く状態を指し、原因は一つではありません。
筋肉の緊張、椎間板の変性、関節の炎症、神経の圧迫、ストレスによる感受性の高まりなど複数が絡み合って起こります。
特にデスクワークや運動不足が多い現代は、筋肉が硬くなり血流が悪くなることで腰痛が発生しやすい環境です。

腰痛の中でも最も多いのが、筋肉の緊張による痛みです。
同じ姿勢が続くと血流が低下し、筋肉が酸欠状態になり痛み物質が蓄積します。
また、動く機会が少ないと筋力が弱まり、腰を支えられなくなるため負担が増加します。
こまめなストレッチや軽い運動は、筋肉の柔軟性を保ち予防に効果的です。

一方、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のように、椎間板や骨が神経を圧迫して痛みを生むケースもあります。
この場合は鋭く強い痛みや足のしびれが出ることがあり、回復に時間がかかることも。
症状が長く続く場合は医療機関での確認が重要です。

さらに、腰痛が3ヶ月以上続く「慢性腰痛」では、脳が痛みを記憶して敏感になり、本来より痛みを強く感じてしまうことがあります。
ストレス・不安・睡眠不足など心身の負荷も悪化要因となるため、リラックスや深呼吸、睡眠改善も対策として有効です。

腰痛予防の鍵は「動く・温める・姿勢を整える」。
座りっぱなしの時間を減らし、1時間に一度は体を伸ばす習慣を取り入れましょう。
腹筋・背筋を鍛えると腰への負担が減り、将来的な腰痛リスクも大きく下げられます。
日々の小さな行動の積み重ねが、腰痛の改善と再発予防につながります。

ヘルニアがあると言われたときの受け止め方

MRIやレントゲンで椎間板の変化やヘルニアが見つかると、それが痛みのすべての原因だと感じてしまいます。実際には、こうした変化は腰痛のない人の画像にもよく見つかることがわかっていて、画像に写ったものと今の痛みがいつも一致するとは限りません。

だからといって、画像を気にしなくていいという意味ではありません。大事なのは、写ったものと一緒に、足のしびれがどこまで出ているか、脚に力が入りにくくなっていないか、といった症状を医師に見てもらうことです。

手術が必要かどうか、どこまで動いていいかは、その診察で決まります。「ヘルニアがあるから動いてはいけない」と自分で決めてしまわず、動ける範囲を主治医に確かめておくと、日常の動き方を考えやすくなります。

鍛えるなら、上体起こしより先に

腹筋を鍛えよう、と仰向けから上体を起こす運動を始めて、かえって腰を痛める方がいます。起き上がるたびに腰が丸まり、そのたびに腰へ負担がかかるからです。

先に試してほしいのは、腰を動かさずに支える練習です。四つ這いになり、手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。お腹を軽く引き上げたまま、右手を前へ伸ばし、慣れてきたら同時に左脚を後ろへ伸ばします。腰が反ったり、体が横に傾いたりしない高さで止め、ゆっくり戻して反対側へ。

背中にペットボトルを乗せて、落ちないように行うと、腰がぶれていないかがわかります。数回で十分です。行っているときや翌日に腰の痛みが強くなるなら、やめて様子を見てください。

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