食いしばりの原因と対策

公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS

著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)

朝の顎のだるさや、こめかみの重さが気になって、食いしばりを疑っている方へ。舌の置き場所から今の噛み方を確かめる方法と、歯科と整体をどう使い分けるかの考え方をまとめました。

朝起きたときに顎が重い、歯がしみる、肩こりや頭痛。
もしかすると、その原因は「食いしばり」かもしれません。
無意識のうちに歯を強く噛みしめることで、顎や筋肉に大きな負担がかかり、身体全体の不調につながります。今回は、その原因と改善方法を分かりやすく解説します。

「食いしばりの主な原因」
食いしばりは、ストレスや緊張などの「心の状態」と密接に関係しています。
仕事中の集中、運転、スポーツなど「力を入れる場面」で無意識に噛み締めてしまう人も多いです。
また、姿勢の悪さ(猫背や前かがみ姿勢)によって顎の位置がズレ、噛み合わせが不自然になることも原因のひとつです。
就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、日中のストレスの反応として起こることが多く、慢性的になると顎関節症や歯の摩耗にもつながります。

「食いしばりによる体への影響」
歯や顎だけでなく、首・肩・背中の筋肉にも負担をかけるため、肩こりや頭痛、顔のこわばりといった不調を引き起こします。
「なんとなく体が疲れる」「顔が固い感じがする」という方は、知らず知らずのうちに食いしばっている可能性があります。

「食いしばりのセルフチェック」
・気づくと上下の歯が常にくっついている
・集中するときに奥歯に力が入る
・朝起きると顎やこめかみが痛い
・歯がすり減っている
上記のうち、ひとつでも当てはまる方は注意が必要です。
通常、安静時は上下の歯がわずかに離れているのが正常です。

「改善・対策方法」
・リラックスを意識する
深呼吸やストレッチで緊張を解く習慣をつけましょう。

・姿勢を整える
デスクワーク中は背筋を伸ばし、顎を軽く引くことで正しい位置を保ちます。

・整体で体のバランスを整える
首・肩・顎周りの筋肉の緊張を緩めることで、自然と噛みしめが減る方も多くいます。

・意識する
食いしばってると自覚した時に「今食いしばってた」と頭の中で唱えましょう。
頭の中に「これは悪いくせなんだ」と刷り込まなければなかなか食いしばりは抜けません。

まとめ
食いしばりは体と心のバランスの乱れから起こる事が多いです。
早めに気づいて対策を取ることで、顎の痛みや肩こり、頭痛などの不調も軽減できます。
気になる方は、セルフケアに加えて、整体や専門機関でのチェックもおすすめです。

舌の位置と、口の開き方を鏡で見る

ぼんやりしているとき、舌がどこにあるかを感じてみてください。力が抜けた状態なら、舌の先は上の前歯の裏より少し後ろ、上あごに軽く触れていて、上下の歯は離れています。舌が下の歯の裏に落ちていて、奥歯がくっついているなら、噛みしめる癖がついている可能性があります。

次に、鏡の前でゆっくり口を大きく開けてみます。下あごがまっすぐ下りてくるか、途中で左右どちらかへずれてから戻るかを見てください。ずれる場合は、左右の噛む筋肉の固さに差があることがあります。

開けたとき、人差し指から薬指までの3本を縦にそろえて、無理なく口に入るかも目安になります。入らない、開けるときに痛みや音がする、という場合は、顎の関節まわりに負担がたまっているかもしれません。

歯科と整体は、守るものが違う

歯科で作るマウスピースは、寝ているあいだの食いしばりから歯や詰め物を守るためのものです。歯がすり減っている、欠けた、しみるという場合は、まず歯科で歯の状態を診てもらってください。

整体でお手伝いできるのは、噛む筋肉や首・肩の緊張、頭が前に出た姿勢など、噛みしめやすい体の条件のほうです。歯科の治療中でも、あわせて受けていただけます。

口が指1本分ほどしか開かない、顎が痛くて食事がとれない、顎が外れそうな感じがする。こうした状態のときは、整体より先に、歯科や口腔外科で顎関節を診てもらってください。

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