秋に腰痛が悪化しやすい理由と予防法
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
朝晩が冷え込みはじめる秋は、腰を痛めやすい条件がいくつか重なる時期です。冷えた朝の最初の動作で気をつけたいことと、夏の疲れを持ち越した体で急に動く場面の乗り切り方をまとめました。
秋は「腰痛が悪化しやすい季節」と言われます。
気温差や冷え、生活リズムの変化が重なることで血流が悪化し、筋肉がこわばりやすくなるためです。
夏の疲れが残っている体に負担がかかりやすいのも理由のひとつです。
朝晩と日中の寒暖差が大きい秋は、体温調整が難しく冷えやすくなります。
冷えは血流を滞らせ、腰まわりの筋肉を硬くして痛みを引き起こします。
さらに冷えは内臓機能の低下にもつながり、腰への負担を増やす要因になります。
また、秋は「運動の秋」とも言われますが、急な運動や負担の大きい動作は腰痛を悪化させるリスクがあります。
加えて、食欲が増して体重が増加しやすい季節でもあり、その負担が腰に直結します。
秋に悪化しやすい腰痛としては、冷えによる筋肉の緊張型腰痛、夏の疲れの蓄積による慢性腰痛、急な負荷で起こるぎっくり腰などがあります。
放置すれば慢性化や再発につながるため注意が必要です。
予防には「冷え対策」と「生活習慣の調整」が欠かせません。
腰まわりを温め、適度なストレッチで血流を促進しましょう。
無理のない運動を取り入れ、食生活や睡眠のリズムを整えることも重要です。
秋は腰痛が起こりやすい季節ですが、日常の工夫でリスクを下げることができます。早めのケアで快適に過ごしましょう。
冷えた朝の、最初の10分
秋の腰痛で多いのが、朝起きてすぐの前かがみで痛めるパターンです。夜のうちに冷えた体は、筋肉が温まりきっていません。その状態で洗面台に向かって顔を洗う、靴下を履く、ゴミ袋を持ち上げる。どれも腰を丸める動作が、起きて10分以内に集中しています。
順番を入れ替えるだけでも負担は変わります。起きたら先にトイレや着替えなど立ったままできることを済ませ、前かがみの動作は後ろに回す。顔を洗うときは片手を洗面台について体を支え、膝を少し曲げると、腰だけで上半身の重さを受けずに済みます。
布団から出る前に、仰向けで両膝を立て、左右にゆっくり倒す動きを何回か入れておくのもひとつです。腰まわりが少し動いてから起き上がると、最初の一歩が楽になることがあります。
急に動く場面は、前の日から始まっている
秋は子どもの運動会、庭の片づけ、衣替えの荷物運びなど、ふだんしない動きが一日に集中しやすい季節です。夏の暑さで動く量が落ちていた体に、いきなり全力の動きを乗せることになります。
当日の準備運動も大切ですが、効いてくるのは前の数日です。少し長めに歩く日を作っておく、湯船で体を温めて早めに寝る。当日は重いものを持つ前に一度しゃがんで荷物に体を近づけ、腕だけで引き上げないようにしてください。