四十肩はなぜ起こる?原因と改善方法を徹底解説
公開日: / カテゴリ: サロンのNEWS
著者: 服部 健太(はかぜ整体院 院長・施術歴10年)
四十肩・五十肩は、同じ診断名でも時期によって体の中で起きていることが違い、やっていいことも変わります。いまどの時期にいるのかを見当づける手がかりと、四十肩だと思い込みやすい別の肩の痛みについてまとめました。
「肩が痛くて腕が上がらない」「後ろに手を回すのがつらい」
40代以降に多く見られるこの症状は、一般的に“四十肩”と呼ばれ、医学的には「肩関節周囲炎」といいます。
突然痛みが出る場合もあれば、違和感から徐々に悪化する場合もあり、日常生活に大きな支障をきたすのが特徴です。
では、四十肩はなぜ起こるのでしょうか?
主な原因は、加齢に伴う肩周辺の組織の柔軟性低下や炎症です。
長年の姿勢のクセやデスクワークによる血流不足が影響し、腱や靭帯に小さな損傷や炎症が起こりやすくなります。
運動不足や冷えも血行を悪化させ、症状を助長する大きな要因です。
四十肩を放置すると、痛みが慢性化し「凍結肩」と呼ばれる状態に進行することがあります。
肩が固まり動かなくなると、服を着る・髪を洗うといった動作すら困難になり、筋力低下や回復の長期化を招くリスクがあります。
そのため、早期の対処がとても重要です。
改善には、無理のない範囲でのストレッチや温熱ケアが効果的です。
お風呂で肩を温めたり、肩甲骨周りを軽く動かすことで血流を促進できます。
デスクワーク中はこまめに姿勢を正し、肩を冷やさない工夫も欠かせません。
痛みが強い時期は無理をせず、徐々に可動域を広げていくことがポイントです。
ただし、セルフケアだけで改善が難しい場合は、整形外科や整体など専門機関での治療が必要です。
炎症が強い場合は薬や注射が用いられることもあり、リハビリや整体施術で肩の可動域を回復させる方法もあります。早めに相談することで、悪化や長期化を防げます。
四十肩は「年齢のせい」と諦めがちですが、原因を知り適切に対処することで改善できます。
放置せず、セルフケアと専門的サポートを組み合わせ、快適な日常生活を取り戻しましょう。
いま、どの時期にいるのか
始まってしばらくは、痛みそのものが主役の時期です。じっとしていてもうずく、夜中に肩の痛みで目が覚める、寝返りを打つのがつらい。この時期は動かして広げるより、痛みを強めない過ごし方が先になります。
やがて、夜の痛みは落ち着いてきたのに、腕が上がらない、背中に手が回らないという「硬さ」が前に出てくる時期に移ります。ここは痛みの出ない範囲で少しずつ動かしていく段階で、何もしないでいると固まったまま長引きやすいところです。
そのあと、動く範囲がゆっくり戻ってくる時期が来ます。境目ははっきりしないので、夜の痛みがあるかどうかを目安にすると考えやすいです。夜間痛が残っているあいだは、無理に広げないほうが安全です。
四十肩だと思い込みやすい痛み
腕を上げていく途中のある角度だけで強く痛み、それを越えると楽になる。転んで手をついた、重いものを持ち上げたなど、きっかけがはっきりしている。自分では上がらないのに、反対の手で支えると上がる。こうした場合は、肩の腱が傷んでいるなど、四十肩とは別のことが起きている可能性があります。
首を動かすと腕まで痛みやしびれが走る場合も、原因が肩ではなく首にあることがあります。年齢のせいと決める前に、一度は整形外科で画像を撮ってもらうと、その後の過ごし方を選びやすくなります。